学校概要

1 学校・地域の概要

(1)学校の所在地

   熊本県南阿蘇村大字吉田2301番地  ・海抜480m  北緯32度49分39秒  東経131度4分49秒

 (2)旧三村(白水村・久木野村・長陽村)の略歴と三村合併までの経緯
  明治3年(1870年)の藩政改革以降、明治9年の『郡区町村編法』の施行により、旧白水村は、両併村・白川村・吉田村・一関村・中松村の5行政区、旧久木野村は、河陰村・久石村の2行政区、旧長陽村は、河陽村・長野村・下野村の3行政区からなっていたが、明治22年の市制町村制の施行に伴ってそれぞれが合併して、旧「白水村」「久木野村」「長陽村」が誕生した。その後、昭和31年に、当時の菊池郡瀬田村から立野地区が長陽村に分村編入された。
  旧三村では、少子高齢化の進展や行政ニーズの多様化への対応が求められてきていた事等により三村合併の協議が重ねられ、平成17年2月13日に合併が成立して、現在の南阿蘇村が誕生した。旧三村は、地理的、文化的、住民生活上もつながりが深く、合併により行政基盤の充実も図られた。

 (3) 本村の位置及び地勢
  南阿蘇村は、阿蘇くじゅう国立公園阿蘇カルデラの南に位置し、雄大な南阿蘇の山と緑、そして、環境省の「日本名水百選」に選定されている白川水源に象徴される豊かな自然環境に恵まれ、また、数多くの歴史ある温泉を擁している。
  東側は中央火口丘から南西に緩やかな傾斜をなして、そこに水源を発する白川を低地としている。標高600m以上は、その大部分を山林、原野で占めており、北は阿蘇山上、草千里、火口原を結ぶ線上で区切られている。西は南阿蘇の入口にあたり、白川が阿蘇谷を北から流れてくる黒川と立野火口瀬近くで合流し、白川となって熊本平野へ流れている。南は南阿蘇外輪山分水嶺から北向きの傾斜地で、西部俵山一帯の高原地域まで及び、低地は東の水源地域から西へと約300mの標高差がある。中央を流れる白川の両側には、住宅地、商業地、耕地の大部分が広がり展望性のある田園風景が広がる。

 (4) 校区の概要
  本校は、令和3年4月1日に3校(旧白水小、旧中松小、旧両併小)が統合し、白水小学校として開校した。本校区は阿蘇南郷谷の中心に位置し、統合することで、校区が広がった。校区内には環境省の「日本名水百選」に選ばれた白川水源をはじめ、いたるところに清冽な湧水があふれ、近年観光客が急増している。また、県指定希少野生動植物種であるオオルリシジミの生息地もある。さらに、「一心行の大桜」は、樹齢400年の大桜で、新聞やテレビで取り上げられる事が多く、観光客も増加している。
     以前は、農耕・牧畜を主産業とする農村地帯であったが、多角的経営が図られつつあり、高冷地野菜や果物のビニルハウス、観光農園(イチゴ、ブドウ、トマト、メロン)の経営等が増えてきた。
  また、近年の自然回帰、アウトドアブ-ムの影響等により、ペンション・別荘の建築が盛んで、草原の中に近代的な建築物が立ち並ぶ光景も見られる。美術館・白水温泉「瑠璃」・物産館「自然庵」・水加工場「はくすい」など観光産業の充実も目覚ましく、住民生活にも変化が現れてきている。

 (5) 保護者の状況
  保護者の学校に対する理解は深く、学校の教育活動に対して、とても協力的である。いも植えや開校当初からの入学祝いのイチゴ狩り、野菜の苗植え、ミニトマト作り、稲作農業体験、お米の販売体験、梅干し作り等多くの活動について協力を得ることができ、保護者だけでなく地域全体に見守られながら教育活動ができている。
  教育に対する期待は大きく、学力の充実はもちろん、明るく元気に登校し、思いやりのある子どもに育ってほしいと願っている保護者が多い。

 

2 学校の沿革

令和3年度.pdf

令和4年度.pdf

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