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未来につなぎたい「もの」

担任田浦先生の3年生では、総合的な学習の時間「ふるさと探検隊」に取り組んでいます。旧八校区の特色や地域のすばらしさを子供達が調べて、まとめて、伝える学習です。

すべての校区に子供達を連れて行き、本物・実物、実際の人々・生の声に触れさせたいところですが、広範囲にわたりなかなかそうは行けません。写真や動画など、できる限りの教材・素材を準備しているところです。

先日は、旧鮎帰小学校区の「日光(にちこう)」地域に取材に行きました。

「日本の棚田百選」にも選ばれている「日光の棚田」で「田植え」が行われていました。

看板がお出迎え棚田の風景

石垣に囲まれた田んぼ田植え竿の目印にあわせて「手植え」の熟練の技

日光の棚田活性会の会長井麻田様ともお話ができ、日光のことがたいへん勉強になりました。

自然の豊かさ、棚田の風景の美しさはもちろんですが、約300年以上前の「車や機械が無い時代」に、石垣を組みこの棚田を造りあげた当時の日光の人々の知恵や努力、たくましさを伝えていくためにも、米作りを続けていくという話が本当に心に残りました。

 

子供達にも、自分達のふるさと「さかもと」に、こんな素晴らしいものを残してくれた先祖や、今もそれを守り伝え続けていこうと、取り組んでいる方々がいることを学んでほしいです。

未来につなぎたいものは、「目に見えるもの」だけではなく、「目に見えないもの」もあることを実感した取材でした。