学校の沿革

 

町は天草上島の南東部に位置し、八代海に浮かぶ大小18の島々からなる完全な離島の町です。町外へ出る際には、必ず船舶を利用しなければなりません。しかし、近年の船舶の高速化により、定期航路でも本渡まで約45分、棚底まで約30分、水俣まで約40分で移動できるようになりました。また、高速貸切船を利用すれば、さらに短時間で往来することができます。

島々はいずれも海岸から急峻な山地が立ち上がっており、平地と呼べる場所はほとんどありません。町の基幹産業は農業と漁業で、農業は急傾斜地に広がる段々畑での柑橘類の栽培が中心です。一方、漁業はちりめん漁やかご網漁など多様な漁法が行われているほか、ハマチやタイなどの養殖も盛んです。

人口は昭和30年代には9,000人を超えていましたが、その後は減少傾向が続き、令和7年3月末現在では2,227人となっています。町民は比較的面積の広い御所浦島・横浦島・牧島の三島に、おおよそ七つの集落を形成して居住しています。

地理的な制約から都市との交流が難しかったこともあり、町民の気質は温厚で素朴です。また、地域の連帯感が強く、互いに支え合う文化が今も大切に受け継がれています。

学校統合により、平成14年度に御所浦地区と牧島地区、平成17年度に嵐口地区と南地区、平成26年度に北地区が校区に加わり、現在では御所浦島・牧島・横浦島を含む御所浦町全体が校区となり、非常に広範囲となっています。そのため、児童の登下校には、嵐口地区と牧島地区ではスクールバス、南地区ではスクールタクシー、北地区ではスクールボートを利用しています。

学校周辺には、支所、図書館、漁協、消防署、郵便局、信用金庫、歯科診療所、御所浦恐竜の島博物館などの公共施設や、各種商店が多く立地しています。また、フェリーの発着桟橋も近くにあります。

本校区(町)の人口は2,227人、世帯数は1,131戸(令和7年3月末現在)であり、そのうち本校の保護者世帯数は46世帯です。本校区の集落は、古くからの慣例により多くの小地区に分かれており、嵐口地区が6地区、御所浦地区が4地区、南地区が2地区、北地区が3地区、牧島地区が3地区の、合計18の小地区が存在します。

一方、世情・民意は前述のとおり温厚篤実で素朴であり、学校教育に対する理解も深く、協力的な地域性が受け継がれています。

令和8年度の児童数は62名です。