講話と魚捌き体験、養殖場見学 「豊かな海」それは「未来に残したい海」御所浦に生まれてよかったを実感。
これまで、御所浦小学校では、様々な海の環境をテーマにした学習や体験を積み重ねてきました。
今日はそのまとめの時間。総合的な学習の時間で調べたこと、社会科で学んだこと、理科で学んだことなどを束ねて考える時間となればと考えています。
天草漁協御所浦支所の杉原さんに講師に来ていただき、天草漁協御所浦支所壮青年部の皆さん、水産試験場の方、漁を行っている皆さんにも講師に来ていただき講演会です。
テーマは「御所浦の海の未来に向かって」です。一応仮のテーマ。今後今日の学習を受けて、6年生にテーマを正式に決めてもらおうと思っています。そして、来年以降もこの学習を束ねる時間を大切にしていきたいと思っています。
御所浦でとれる魚の種類、御所浦の水産業の現状やその後の流通そして、環境問題。
下は「せり」についての説明を模擬体験。テレビではみたことあるけどなかなかイメージが湧かないですよね。
魚がどのようにお店やレストランに並ぶのかまでを追って説明してくださいました。
赤潮の被害も今年は大きかったです。
「きれいな海」と「豊かな海」のちがいについても考えさせられました。
アマモ再生プロジェクト、稚魚放流、たこつぼ投入など様々な体験を1年間してきました。
その体験を「なぜその活動をしているのか」「何を考えていかなければならないのか」など考える活動に変えていくような講話でした。
ありがとうございました。
その後は体験活動です。今日はとてもいい天気でよかったです。
4年生は、沖のマダイとシマアジの養殖場でえさやり体験です。
いけすの中では、大きなマダイやシマアジが悠々と泳いでいます。えさをやると「バシャバシャ」と大きな音を立ててエサに群がります。
5・6年は漁協にて魚捌き体験です。3人一組で1kgぐらいのマダイを捌きます。
事前の調査では、一人で魚を捌いたことがある児童は2名でした。
ほとんどの子どもたちが初体験です。最初は、おそるおそるでしたが、漁協の方や漁師の方々、そして先生方の指導もあり、少しずつ、包丁捌きも巧みになってきました。今日は三枚おろしから刺身になるまでを行いました。
貴重な体験となりました。先日話していたんですが、「大人になって、俺たち小学生の頃、魚捌き体験があったよ!」ということを思い出しただけでも話が膨らみコミュニケーションのきっかけにもあるのかなと思います。
「家で魚を捌いてみようと思ってくれる子どもがいたらうれしいなあ」と思ってしまいました。
そのときは、よろしくお願いします。
今日もありがとうございました。明日は小中連携授業について等をご紹介する予定です。