木場校長と梅田教頭のつぶやき
育てたいのは心です・・・
ニュース放送、ありましたね・・・。KKTさん、ありがとうございました。教頭先生がリンクを張ってくれています。ご覧ください・・・。
毎日登校日、3日目です・・・。
今朝はスクールボートを迎えました・・・。
なぜでしょうか?スクールボートが見えて到着するまでの間、私の脳内BGMは「北の漁場」です・・・。
今日は、この直後の、朝の、さりげない、なにげない、さもあたりまえのような、この光景について書きます・・・。
スクールボートを迎え、スクールバスを迎え、校舎に戻っていると、いつも児童玄関で子どもたちを待ってくれている中村先生が、運動場の草を取っています・・・。
自然とその辺りにいた子たちが手伝い始めて・・・。
そして教室から子どもたちが出てきて草取りを始めて・・・。
6年生は草入れバケツ等を準備して集めて回り・・・。
あれ?今日って、グリーンタイムだったっけ?
とか思いながら、一緒に草取りをしました。
実は、中村先生たちが草取りを始めたのを見て、教頭先生と坂瀬先生が教室にいる子たちに「時間のある子は・・・」と放送で呼びかけて、みんな出てきたという光景でした・・・。
別に決められた活動ではないので、草取りをしている子の間を抜けて遊具へ走る子がいても良さそうだし、不満を言う子がいても良さそうだけど、そういう子もいない・・・。
結局、15分ほどの活動で、運動場トラック部分がきれいになりました。
坂瀬先生に聞くと、「御所浦の子、私が来たときからそうなんですよ。誰かがこういう活動を始めると自然にそれを手伝える子たちがいっぱいいるんです・・・。」とのこと。
いやいや、すごくないですか?
いやいや、すごいを超えて、尊くないですか?
この子たちが、小学校を卒業して、中学校を卒業して、島を出て、高校に進学したとき、そうじゃない感覚の子とも出会うと思うんです。御所浦の子がそうじゃない行動をとることもあると思うんです。
そんな中でも、その時じゃなくても、御所浦小でやってたさりげない草取りみたいなことを思い出して、そんなことができる人になって欲しいなあと思います。
その時かもしれないし、10年後とかかもしれないし、そこが学校かもしれないし、職場かもしれないけど、そこの雰囲気を少しだけ変えることのできる、あるいはさりげなくピュアな雰囲気を醸し出すことのできる人になって欲しいと願います。
私たちはもっともっと子どもたちの心を育てていきたい、と強く思いました。
教室では、すべての学年で、いつものように、あたりまえの学習支援活動が展開していました・・・。
でもこのあたりまえこそが尊くて、そしてとても大切なことだと、私は思います・・・。
かたや世の中はそういうこととは逆の方向へ進んでいるかもしれません。心とか愛とか優しさとかじゃなくて、その逆、利益とか攻撃とか勝利のための手段とか、そういうことに価値の重きが置かれてきている気がします。愛を伝えるための言葉が、心を刺す凶器として使われることも・・・。
でもでもそんな世の中を変えるのは、もっとすごい攻撃ではなく、よりシビアな勝利のための手段でもなく、悪を駆逐するより強力な兵器でもなく・・・。
やっぱりそんな世の中を変えるのは、優しさであって欲しいし、笑顔であって欲しいし、そしてなんと言っても愛であって欲しいと私は思います。
そんな世の中を作る子どもたちを育てていきたいなと思います・・・。
私たちは愛を教えていかなければ・・・。
この文章を書く間、私の脳内BGMはTHE BLUE HEARTSさんの「TRAIN-TRAIN」でした。
♪弱いものたちが夕暮れ、さらに弱いものを叩く♪
♪その音が響き渡れば、ブルースは加速していく♪
そして・・・
♪世界中にさだめられたどんな記念日なんかより♪
♪あなたが生きている今日はどんなにすばらしいだろう♪
♪世界中に建てられてるどんな記念碑なんかより♪
♪あなたが生きている今日はどんなに意味があるだろう♪
誹謗中傷に関する悲しい出来事は、いろいろな人を動かしています・・・。
すごいことだと思います・・・。
今日は以上です・・・。