木場校長と梅田教頭のつぶやき
メモリーズFY2020~修了式のこと~
昨日は卒業式でした。
6年生はとても立派な態度でした。
最高学年としての誇りを、在校生に示してくれました。
あの勇姿は在校生の目に焼き付いたと思います。
そしてそれがそれぞれの学年の子どもたちの目ざす目標となります・・・。
5年生は1年後、4年生は2年後、3年生は3年後、2年生は4年後、1年生は5年後の自分の姿の目標として、これからの歩みを進めてほしいと思います・・・。
保護者のみなさまも、本当にありがとうございました。
卒業式で見せたあの勇姿は、保護者のみなさまの6年間、いや12年間の子育ての1つのゴールだと思います。
もちろん、1つのゴールであって、中学卒業、そしてそれ以降もいくつものゴールを経て、子どもは成長していくのですが。
今日は掲載できていなかった、修了式での各担当の話を掲載します・・・。
校長の話、生徒指導担当の話、保健指導です・・・。
校長の話・・・。
「御所浦小学校のみなさん、こんにちは。令和2年度が終わります。
みなさんにとっての1年間はどうでしたか。
令和2年度はコロナに始まりました。そして、あなたたちは今までのどの年代の子ども、お母さんもお父さんもおじいちゃんもおばあちゃんも、経験したことのなかった休校を経験しました。休校中の生活、あなたたちは担任の先生の言うことを守って規則正しい生活をしましたね。そのおかげで、休校後、学校が再開したときも、御所浦小はとてもスムーズに学校生活のリズムを取り戻すことができました。
学校行事の中には、できなかったり、あるいはやり方を工夫して実施したものもたくさんあります。明日の卒業式でも話しますが、令和2年度は、「やれることを精一杯やる」一年だったと思います。コロナ禍であっても、配慮して、工夫して、どうしたらできるかを考える一年だったと思います。
でも、それは、ちがう考え方をすれば、これからみなさんが生きていく社会では、とても重要になってくる生きる力です。それを身につけることのできた1年だったと考えましょう。コロナ禍で私たちは「やれることを精一杯やる」ことができるようになりました。
この状況で、時間が足りない中で、学校生活をちゃんとできた、運動会もマラソン大会も委員会活動もちゃんとできたってすごいことだと思います。
それは、あなたたちには、話している人の目を見て話を静かに聞くとか、集合したらしゃべらないとか、自分にできることを一生懸命するとか、約束を守れるとか、そういうことを「ちゃんとできる」ということができる人が多いです。
そして、校長先生は考えるんです、先生たちとも考えるんです。あなたたちは次に何ができるんだろう、先生たちは、何を用意したらあなたたちをもっと成長させられるんだろうと考えます。
逆にみなさんももっと算数ができるようになりたい、国語ができるようになりたい、とび箱とべるようになりたい、ともっとこんなことができるようになりたいとどんどん先生たちに伝えてください。こうなりたいと自分で立てた目標は達成しやすくなります。そして、先生たちはあなたたちの目標が叶えられるように、作戦を練ります。
それぐらい、話を静かに聞くとか、集合したら集まらないとか、自分にできることを一生懸命するとか、約束を守れるとか「ちゃんとできる」ということは生きるうえで大切なことです。
これからもこういうことがちゃんとできる御所浦小の子どもでいてください。
そしてみなさんは、令和3年度は、どうなると思いますか?
ワクチン接種も始まって、マスクの要らない昔どおりの生活が戻ってくると思いますか?
校長先生は、元の通り、昔の通りの生活は戻ってこないと思います。
自分でできる感染予防をしながら、あたりまえに手洗いやうがい、消毒、マスク等の着用をする時代になってくると思います。
だから、今回の経験はきっと生かされます。よく考えたら手をあらう、消毒する、咳エチケットをするなどは、あたりまえのことですよね。コロナ禍で学んだことはこれからも生かしていきましょう。
しっかり考えて生活するということができれば、あなたたちは大丈夫だと思います。
そしてこの会場には、明日小学校を卒業し、中学校に進学する6年生のみなさんがいます。それから、御所浦小学校以外の小学校に転校するみなさんがいます。それから新しい学校に転勤する先生たちもいます。令和3年度もそれぞれの場所でしっかりがんばってほしいと思います。どこで暮らしていても、ここ御所浦小学校はみんなのふるさとです。」
続いて生徒指導担当中村先生の話・・・。
「明日はいよいよ卒業式、木曜日からは14日間の春休みが始まります。
四月からは自分たちの学年が一つ上がるということを意識して春休みを過ごしてほしいと思います
三学期の始業式で私が御所浦小のみなさんに頑張ってほしいことを話したのを覚えていますか?
〇今やるべきこと、できることを自分から進んで行動すること
〇自分や周りの人を大切にすること
〇何事にも諦めず素直な気持ちで取り組むこと
振り返りをしましょう。
よくできたかまあまあできた、あまりできなかったに手を挙げてください。
ありがとうございました。いま振り返った全てのことががさらに成長するためにはとても大切なことです。これからもぜひ意識して生活してほしいと思います。
私からは春休みの生活についてお話したいと思います。キーワードは『守る』です。
一つ目は『自分の命を守る』です。
何から命を守りますか?交通事故、火遊び、海遊び、病気やけがから守ることが大切です。
・特にコロナウイルス感染症はまだ油断できません。自分や周りの人を守るためにしっかりと予防をしてください。
・自転車に乗るときもルールを守って安全に乗り、自分の命を守ってほしいと思います。春休み中は普段より車通りが多くなるかもしれません。周りを見て行動してほしいと思います。
・大人の人と釣りにいくなど安全に気を付けて生活してほしいと思います。
二つ目は『ルールを守る』
春休み中に守るルールはどんなルールがありますか?
・朝、10時までは家で過ごし夕方5時までには家に帰りつくようにしましょう。
・公共施設の使い方にもルールがあります。他のお客さんの邪魔にならないように考えて使いましょう。
・スマホやタブレットは家庭のルールをしっかりと守って使いましょう。春休みのくらしの裏にスマホだブレットなどの使い方をふりかえるシートをのせています。ルールにしたがって冬休みを過ごし、最後振り返りをして始業式の日に出してほしいと思います。
三つ目は『御所っ子のよさを守る』
御所浦小のみなさんのよさはたくさんありますが、一番は素直に最後まで頑張るところだと思います。
・一年間頑張ってきた元気なあいさつ
・先生方と頑張った色々な勉強などこれまで頑張ってきたことを春休みはぜひ自分から進んで取り組んでほしいと思います。そして来年度に引き継いでいってほしいと思います。
また新しい学年として四月にみなさんと笑顔で会えることを願っています。これで話を終わります。」
保健室、小島先生の話・・・。
「みなさん、こんにちは。
明日から春休みです。春休みは、次の学年に上がるための準備期間にしてほしいと思っています。
一つ目は、早寝・早起き・朝ご飯で生活リズムを整えてください。早起きをすると朝ご飯を食べる時間が作れます。朝ご飯を食べると腸の活動が始まって、排便があります。朝、家を出る前までに排便ができるように春休みから練習をしましょう。病気に負けない体作りにも早寝・早起き・朝ご飯は大切なことです。
二つ目は、自分の健康に向き合う時間にしましょう。体の中で調子が良くないところがある人は、病院に行って診てもらうようにしましょう。歯科検診が8月にありましたが、そのときはむし歯がなかった人でも新しくできているかもしれません。耳の聞こえが良くないかもと感じる人や黒板の字が見にくくなったな人はいませんか?メガネの度が合っていない人も同じですが、そういう人も病院へ行きましょう。
三つ目は、命を大切にしてください。危険な場所の確認は各自、しているかと思いますが、そういった場所へは近づかないようにしましょう。道の歩き方、渡り方にも気をつけてください。道が狭くなっているところや車がスピードを出しているところは特に気をつけるようにしてください。
四つ目は、感染症予防をしましょう。手洗い・うがいや消毒は春休み中でもしっかりと行ってください。まだまだマスクをつけて生活しなくてはいけません。熊本県での新型コロナウイルス感染症にかかる人の数が減ってきています。が、気持ちを緩めず、感染症の予防をしてください。今、できる感染症予防をしっかりと行っていきましょう。
みなさんが健康で新しい学年に上がれるようにしっかりと心も体も準備してほしいと思います。」
そして新シリーズ「今日のきむドローン」
玄関アプローチ・・・。
今日は以上です・・・。
本日も最後まで観ていただきありがとうございました。
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木場校長と梅田教頭のつぶやき
人権集会 災害時の食「パッククックって何?」
今日の給食はご飯、牛乳、チャプチェ、照り焼きハンバーグでした。おいしくいただきました。ちなみにチャプチェとは朝鮮半島の料理だそうです。
今日の朝タイムは「人権集会」です。各学年の2学期の人権学習のまとめを行います。
6年生は、ハンセン病回復者及びその家族の皆さんの人権について学びました。
学んだ感想です。「私たち一人ひとりが行動に移すことが大切。」「正しい知識を身につけ、そして正しい判断をしていきたい。」
5年生は、「病気の人をばかにしない世界を作るんだ」という教材を使って学習しました。
その中で、学んだことから普段の生活で自分たちで気になったことをロールプレイで紹介してくれました。
その中で「意思疎通の難しさと大切さ」「誰に対しても同じ態度で友だちに接することが大切」「『〜あい」』を意識して相手意識を大切にしていきたい」などの感想を発表してくれました。
4年生は、「一緒になっています笑っちゃだめだ」を学んで、考えたことを発表してくれました。
「自分だけ楽しければいいという考えではだめ」「もうすぐ5年生、学校のリーダーとして差別を許さない、友だちを大切にするなどの面でも手本となっていきたい。」という感想を発表してくれました。
3年生「言葉の違いで」という教材で学習を深めました。
「違いを認めて受け入れることは大切」「おかしいと感じたことはおかしいと言える学級にします。」などの感想を発表してくれました。
2年生は、「森の友だち」という教材を中心に学習を深めました。
「困っている人に大丈夫と声をかけたい。」などの感想を発表してくれました。
1年生の人権目標は「ちくちく言葉を使わずふわふわ言葉を使う1年生」でした。
2学期の人権学習を通して、「相手がどう思っているかが大切」「自分に何かをしてもらったらありがとうという」などの感想を発表してくれました。
最後に人権委員の6年生がまとめを発表してくれました。
「差別はいけない」「差別を許さない学校にしていきたい」とまとめを発表してくれました。
さて、昨日の午後は食改さんたちのご協力をいただき、「災害時の調理について考えよう」の学習、「パッククック」の体験を行いました。
○お米と水を袋の中に入れてお湯の中につけてご飯にする。
○野菜のクリーム煮、だしまきたまご、ぷりんの材料を同じように袋に入れて湯煎して調理する。
先日の1年生の「お芋パーティ」にひき続き、食改さんがご指導に来てくださいました。ありがとうございました。
私も熊本地震を以前勤務した学校で経験しましたが、災害直後は、混乱していて、精神的にもとても不安になります。今回の学習を通して、災害の時に避難先で、家族でという風に少しでも思いを巡らせ、自分でできることをという視点でうごけるようになってほしいと思います。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 木場 正敏
運用担当者 ICT推進担当 小濱 片岡