ブログ

木場校長と梅田教頭のつぶやき

弱虫でもやさしけりゃ

本日、コロナに関するとても大切なプリントを配布しています。

ご確認ください。

なお、それとリンクした内容の学校通信「海の声」第45号を明日配布しますので、あわせて読んでいただければと思います。

 

 

 

今日はブラッシュアップ研修でした。ブラッシュアップ研修とは、天草市教育委員会の先生たちに授業を観てもらって、アドバイスをいただくというプロジェクトです。

今日は、有馬先生が国語「モチモチの木」の授業を公開しました。

今日はモチモチの木のあらすじを説明しながら、学校のようすを紹介していきます。

 

 

 

 

 

モチモチの木

 

斎藤隆介 作

 

滝平二郎 絵

 

「やい、木ぃ、モチモチの木ぃ、実ぃ落とせぇ」

 

なんて昼間は木の下に立って、いばってさいそくしたりするくせに、夜になると、豆太はもうだめなんです。

 

夜はじさまが一緒でないと外にも出られません。

 

「霜月の二十日のうしみつにゃぁ、モチモチの木に灯がともる」と、すごい話を聞いても「それじゃぁ、おらは、とってもだめだ・・・」とハナからあきらめる始末。

 

その夜、そんな豆太に突然の試練がやってきます。

 

一緒に暮らすじさまの容態が悪くなったのです。

 

「医者様をよばなくちゃ」

 

豆太は小犬みたいに体を丸めて、表戸を体でふっとばして走りだします。

 

ねまきのまんま。はだしで。半道もあるふもとの村まで・・・。

 

医者様は豆太をおぶうと、真夜中のとうげ道を、えっちら、おっちら、じさまの小屋へ上ってきます。

 

豆太は、小屋へ入るとき、もう一つふしぎなものを見ます。

 

「モチモチの木に、灯がついている」

 

こうして、弱虫を克服した豆太にじさまはこう言います。

 

「自分で自分を弱虫だなんて思うな。人間、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ。それを見て他人がびっくらするわけよ。は、は、は」

 

それでも、豆太は、じさまが元気になると、そのばんから、「じさまぁ」と、しょんべんにじさまを起こしたとさ、というお話。

 

 

 

 

 

今日のタイトル「弱虫でもやさしけりゃ」・・・。

 

今日紹介した「モチモチの木」には場面ごとに小見出しがついています。

「おくびょう豆太」

「やい、木ぃ」

「霜月二十日のばん」

「豆太は見た」

そして、エピローグのタイトルがコチラ・・・。

「弱虫でもやさしけりゃ」・・・。

 3年生のみなさん、有馬先生、ステキな授業を観せてくれてありがとう・・・。

 

 

 

 

豆太は大人になってどうなったのかなあ。

強くたくましくなったのかなあ。

私は思います。

厳しさも大切だけど、愛が子どもを育てるんだと。

大人になって、きっついとき、もうダメだと思ったとき、ふんばることができるのは、それまでにもらってきた愛の貯金のおかげなんだと。

コロナ感染症拡大が心配です。

実は第1号発行から明日発行の第45号まで、学校通信「海の声」のタイトルの横にこんな言葉を書いています。

「地域の皆様と保護者の皆様と子どもたちとわたしたち、御所浦小でおこすステキな奇跡」

今こそ奇跡を起こしましょう。

どんなに心配でも、愛で包みましょう・・・。

どんなに畏れがあっても、愛で包みましょう・・・。

ウイルスを愛でやっつけちゃいましょう・・・。

御所浦を愛で包みましょう・・・。

 

 

 

最後に、平井堅さんの「瞳を閉じて」の詩に合わせて、タコのいなくなった御所っ子水族館のさみしさを伝えます・・・。

 

♪朝目覚めるたびに~♪

♪君の抜け殻が横にある~♪

♪ぬくもりを感じた~♪

♪いつもの背中が冷たい(水温12.6℃)~♪

♪苦笑いをやめて~♪

♪重いカーテンを開けよう~♪

♪まぶしすぎる朝日(むしろLED)~♪

♪君と毎日のおいかけっこだ~♪

♪あの日見せた泣き顔(見せたのは吸盤)~♪

♪涙照らす夕日(むしろLED)~♪

♪肩のぬくもり(水温12.6℃)~♪

♪消し去ろうと~♪ 

 

 

 

今日は以上です・・・。

本日も最後まで観ていただきありがとうございました。

この下にある「いいね」をポチッとしていただけるととても喜びます・・・。