府本(ふもと)小学校の松(まつ)・梅(うめ)・桜(さくら)
府本(ふもと)の校区(こうく)の紹介(しょうかい)
 府本小(ふもとしょう)の校区(こうく)は、荒尾市(あらおし)の南東部(なんとうぶ)にあり、小岱山(しょうだいさん)のふもとにあります。小岱山を源(みなもと)とする反田(はんだ)川と金山(かなやま)川が合流(ごうりゅう)した行末(ゆくすえ)川、硯(すずり)川が流(なが)れていて、豊(ゆた)かな自然環境(しぜんかんきょう)にかこまれています。
 
  また、古代(こだい)の製鉄(たたら)跡(あと)、小岱山古窯跡群(しょうだいさんこようせきぐん)が発見(はっけん)されています。現在(げんざい)、これらの伝統(でんとう)を受(う)け継(つ)いだ小岱焼(しょうだいやき)の窯元(かまもと)もあります。

 ほかにも、鎌倉時代(かまくらじだい)からの領主(りょうしゅ)、小代氏(しょうだいし)の居城(きょじょう)であった筒ヶ嶽(つつがだけ)城跡(じょうし)、梅尾(うめお)城跡(じょうし)があります。

 府本小の敷地(しきち)も、烏ヶ城(うがじょう)跡(あと)と伝えられていて、校歌(こうか)にも歌われています。その他、賀庭寺(がていじ)跡、宝塔石塔群(ほうとうせきとうぐん)なども残っています。

  さらに、学校には、市の木である「小岱松」の保存地域(ほぞんちいき)が玄関前(げんかんまえ)にあります。数は多くありませんが、竜輪(たつわ)状(じょう)の幹肌(みきはだ)の原木(げんぼく)が育(そだ)っています。また、学校林(がっこうりん)の「学びの森」や「茶畑(ちゃばたけ)」もあり、緑多き学校です。

  文学界(ぶんがくかい)では、祈(いの)りの詩人(しじん)で府本出身(しゅっしん)の坂村真民(さかむらしんみん)さんがいて、「念ずれば花ひらく」「二度とない人生だから」などの詩集(ししゅう)が広く愛唱(あいしょう)されています。