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1. 人権教育の研修会にて

投稿日時: 2019/08/21 承認者

 

節目ごとに、自分の差別性を省みるために、人権教育の研修会に参加するのはとてもいいことです。

この1週間、2つの研修会に参加しました。

しっかり研修して、学んだことや思いを子どもたちに伝えているはずなのですが、

不十分なことが、いろんなところから見えてきます。

こと人権問題は自分に関係したとき、どう考えどう行動するのかがポイントです。

たとえば、義務教育で教科書が無料なのは、部落差別をなくしていこうとする取組の中で、

そのことが実現した歴史があります。実は子どもたちにも、始業式に教科書を配るときに、そのことを

プリントも添えて話をします。でも意識調査の結果、実は半分くらしか覚えていない。

 

人権問題を他人事ではなく、自分事として考える。差別は差別する側にいる人間の問題。

 

(以前もご紹介しましたが、)

実は、平成28年度に差別を解消するための3 つの法律が施行されました。

ご存じですか?
人権三法
『部落差別解消推進法』
現在もなお部落差別が存在し、情報化の進展に伴ってその状況に変化が生じていることを踏まえたうえで「部落差別は許されないもの」という認識のもと、部落差別のない社会の実現をめざす法律です。
『障害者差別解消法』
すべての国民が障がいの有無によって分け隔てることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現をめざす法律です。
『ヘイトスピーチ対策法』
日本に住む日本以外の出身者や子孫に対する差別意識を助長・誘発し、地域社会から排斥することを扇動するような言動の解消をめざす法律です。

正しいことを心をこめて子どもたちに伝えていく人権学習の営みが大切であると改めて感じました。