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1. 真民先生のことばから

投稿日時: 2020/04/06 承認者

みんなどうしていますか?いまをたいせつにしていますか?真民先生の詩に「今」というものがあります。

「今」
 大切なのは、
 かつてでもなく、
 これからでもない。

 一呼吸(ひとこきゆう)一呼吸の
 今である。

 

実は、卒業式の式辞に、真民先生のことを話しました。ふと思い出したので

添えています。長いですが・・・・。

 

・・・本校の宝のひとつである、命の詩人と言われる「坂村真民」さん。真民さんはこの府本で生まれました。成人された後、亡くなるまで四国愛媛県で暮らされたのですが、生まれ故郷の府本に64年ぶりに訪れた際、本校のことを「松に囲まれた公園のような学校」と感じ、ここから第三の人生を歩んでいこうと決意されるのです。
 念ずれば花開く。皆さんも知っている有名な言葉です。実はこの意味は、ただ口で「こうなってほしい」と念ずるだけではだめだ。努力なしでは花は開かない。「念ずる」とは前を向いて生きること、なのだそうです。

 真民さんは、この逆の言葉も発しています。「花開く」の反対は「花開かず」ですね。どうなると花が開かないのでしょうか。実は「疑えば花開かず」なのだそうです。信じることをせず、疑いの心にまみれ、心が清らかでなければ花は開かない、という意味です。しかしながら、世の中には善の心や悪の心が入り交じっています。何が正しくて何がまちがいなのか、しっかりと見極める力を、これから先の中学高校へと続く時期に、身に付けていってほしいと願います。・・・