2/17 紙芝居「6.26白川大水害きずな物語」
先日行われた「なかよし集会(人権集会)」では、4年生は総合的な学習の時間に学習したことをもとに、「人と人がつながることの大切さ」を発表しました。発表は学習したことをまとめた紙芝居で伝えました。とてもよくできた紙芝居だったので紹介します。
6.26白川大水害では、校区も大きな被害がありました。
当時、長陽村の村長さんと岩手県の知事さんは、親しい付き合いがあったそうです。
それで、大水害が起きたとき村長さんが「村を助けてほしい。」と岩手の県知事さんにお願いしたそうです。
すると岩手から水害復興のため、たくさんの学生さんを派遣してくれたそうです。
1回目の学生さんの数は28人、2回目は160人、派遣は4回あったそうです。
学生さんたちは長陽小の講堂に寝泊まりして復旧作業をされていたそうです。
小学校の真下にある田んぼも、白川の氾濫で被害に遭い、田んぼがなくなり、石ころやがれきで一杯になっていました。村の人たちは、学生さんたちに協力してもらいながら、元の田んぼに戻す作業を続けたそうです。
そして、そのおかげで次の年には、元のような田んぼにもどり、無事に田植えをすることができたそうです。
学生さんたちは、牛育てについても、いろいろと助けてくれたそうです。また、岩手県から来た人の中には、何年も村に残って、牛の育て方を指導してくださった方もいて、村の牛の数がなんと倍にも増えたそうです。
岩手からの応援は、心細かった村の人たちにとって、とても有りがたかったそうです。岩手の学生さんたちも、村の人たちと温かい交流ができたことを、かけがえのない心の財産になったと喜ばれたそうです。
学生さんたちが岩手に帰られるときには、村の人たちが長陽駅に見送りに行ったそうです。
それから50年後、水害があったときに応援に来てくれた人たちが、再び岩手から村に来てくれたそうです。
そして、前の役場駐車場とパークゴルフ場に、交流50周年を記念して、木を植えたそうです。
おわり。
大水害という悲しい出来事でしたが、そこには、人と人との温かいつながりが生まれた素敵な実話です。子どもたちも学習を通して、人権を大切する行動として、「人とつながること」の大切さを学びました。
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