荒尾市は、熊本県の西北端に位置し、北は大牟田市、北東は南関町、南は玉名郡長洲町、南東は玉名市と隣接している。東には標高501mの小岱山が南北に連なり、その山麓から西に向かって緩やかに広がり、有明海に至るほぼ平坦な地形となっている。
昭和17年、荒尾町・平井村・府本村、八幡村、有明村の一町四村が合併し市制を施行(のち清里村一部を合併)。面積は約57k㎡である。
本市は、1901(明治34)年に万田坑、1923(大正12)年に四ツ山坑が開坑したが、1997(平成9)年に閉山を迎え、石炭産業とその盛衰をともにしてきた。グリーンランド、シティーモールなどが整備され、万田抗が近代産業遺産群の世界遺産に登録された。また、ラムサール条約指定された荒尾干潟、辛亥革命を支援した宮崎兄弟生家などを活用し、観光・文化・商業都市を目指している。
本校区は市の南西部に位置し、東西約1.5km、南北約2kmの方形の区域である。西は有明海に面し、昨年度ラムサール条約湿地に登録された荒尾干潟が広がっている。
昔からの農地・集落が多くあるが落ち着いた環境にある。近年は新しい住宅、アパート等も増えてきている。住民は市内や大牟田市、長洲町等への勤労者が多い。
交通機関としては南北にJR鹿児島本線、国道389号線、国道208号線が走っており、朝夕の交通量は大変多いため、児童の登下校には細心の注意が必要である。
本校は校区のほぼ中央にある大園山(標高18m)の高台にある。校庭には、校舎新設のおりに発掘された13世紀の大園居館跡や、弥生時代の甕棺が出土した杉谷遺跡などが存在しており、古代の森を形成している。
少子化に伴い、子どもの数は年々減少傾向にあるが、本校に関しては、本年度は若干増加し児童数177人、8学級(通常学級6特別支援学級2)となった。
地域社会の学校教育に対する関心と期待は高く、学校の活動に大変協力的な地域であり、地域連絡協議会を中心に登下校の安全確保、学習ボランティアをはじめとした学校応援団づくりにも積極的に関わっていただいている。
保護者の学校教育への関心も高く、「つなぐ・つながる」~人と人 学校と地域~を目指した学校づくりへの支援をいただいている。
2 本校の概要
(1) 本校の沿革
明治 7年 公立大山学校創立(人家・社寺借用)
11年 校舎建築
20年 尋常大山小学校と改称
22年 尋常有明小学校と改称
36年 修業年限2年の高等科併置
38年 修業年限3年の高等科併置
39年 高等科の修業年限を4年に延長
41年 有明尋常高等小学校と改称、修業年限2年の高等科併置、校舎増築
44年 校舎増築
大正 8年 校舎増築
13年 校舎増築
昭和 7年 運動場拡張
15年 有明国民学校と改称
16年 校舎改築
24年 熊本県モデルスクール研究指定
学習の発展としての「かにの花」県知事表彰を受ける。
〈かにの花〉児童と教師でかにの塩辛を製造販売し、益金で視聴覚機器
を購入していた。本活動は昭和42年で終了した。
28年 学校図書館コンクール努力賞受賞
29年 学校図書館コンクール優良賞受賞
30年 南平屋校舎移転改造補修、創立80周年記念行事
32年 水道施設竣工、校地拡張
37年 給食開始(学校内給食場)
40年 2階建2教室新築、創立90周年行事、「考える子」石碑建立
41年 理科・音楽室の2階建2教室新築
43年 明治百周年記念事業
47年 給食センター給食開始
49年 創立百周年記念事業として記念誌発行
52年 同和教育実践報告発表
53年 新校舎新築移転(蔵満地区から大園へ)、「考える子」石碑移転
54年 体育館落成、プール新設、気象観測用施設設置、運動場排水工事完了
校舎敷地と運動場の土止め工事、第2次植樹計画完了
55年 屋外便所施設
56年 PTA奉仕作業により冒険遊び施設を制作設置
57年 職員用自転車置き場完成
59年 新焼却炉設置、足洗い場改修
60年 運動場南側土手をコンクリート壁に改修
61年 運動場南側フェンス改修、波形雲梯設置
63年 北校舎(2階建2教室)新築、下駄箱増設
平成 元年 体育館への通路舗装、プール塗り替え
2年 ジャングルジム新設、事務室拡張、パソコン2台導入
3年 農具倉庫完成
4年 小鳥小屋完成(インコ、うさぎ、ちゃぼ等飼育)、パソコン20台導入
5年 創立120周年記念事業、校旗寄贈
6年 PTAより新校旗寄贈(常掲用)
7年 1年生1学級に、造形砂場及びメリーゴーランド設置、PTAより一輪車収納庫
及び三角旗寄贈(バザー益金)
8年 1・2年生1学級に、T・T加配配当 プール排水用ポンプ購入
9年 1・2・3年生1学級、他は2学級の編制
10年 体育館南側に貯水槽新設
11年 創立125周年記念としてPTAよりグランドピアノを寄贈体育館外壁・屋根の補修塗装
12年 1・6年生2学級、他は1学級編制、プール配水管改修、パソコン22台設置
13年 2年生のみ2学級、他は1学級の編制 T・T、少人数指導加配
14年 3・6年生が2学級、他は1学級の編制
15年 4年生2学級、他は1学級編制
児童生徒支援加配、TT、少人数の加配は継続
16年 5年生が2学級、他は1学級の編制
PTAよりビデオプロジェクター1台寄贈
17年 2年生と6年生が2学級、他は1学級の編制。
PTAより体育館ワイヤレス設備寄贈
18年 全ての学年が単学級編制に
19年 1年生が2学級、他の学年は1学級編成
5月プールのペンキ塗り完了
20年 2年生に特別支援学級新設、他の学年は1学級
21年 荒尾市教育委員会の研究推進校(人権教育)に指定 時計台設置
22年 荒尾市教育委員会指定研究推進校(人権教育)発表(11月2日)
23年 校内トイレの洋式化(一部)工事 シャワーパン設置
特別支援教育支援員(市費)の配置
24年 県指定自立支援活動研究(海陽中校区)発表会(公開授業:10月30日)。
廻旋塔撤去(基部の土台を含む)
25年 特別支援教育支援員の配置なくなる
「有明の森」から運動場への通路(自動車用)整備。リヤカー置き場設置
26年 特別支援教育支援員が再び配置される。用務員は市職員退職に伴い、シルバー人材センターより
派遣する形となる
(2名の交代制)
27年 特別支援学級 増設 (通常学級6 特別支援学級2) 計8学級
「人権の花」運動実施校に指定
28年 防犯上の課題解決のため、昨年度まで北校舎に配置していた5年教室を南校舎に移動
29年 昨年、発生した熊本地震の教訓を受け、昨年度まで行ってきた学校、地域合同の津波・地震避難
訓練の見直し、検討
30年 2年生35人学級により2学級となる。(通常学級7 特別支援学級2)9学級
令和元年(平成31年) 普通教室及び特別教室に空調設備設置(9月)5/1より改元「令和元年」
児童の安全を守るため、防犯カメラの設置
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熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 安本 賢治
運用担当者 教頭 増藤 孝成