令和3年度までの学校生活

地震津波避難訓練

10月23日(金)地震津波の避難訓練を行いました。1792年(寛政4年)に雲仙普賢岳の火山活動で、前山(眉山)が有明海に崩れ落ち、津波が発生しました。玉名沿岸でおよそ2200名の命が失われました。横島町に残された津波石の高さが海抜9.6mです。学校の2階の床がおよそ4m、3階の音楽室の床がおよそ7mぐらいです。学校の残っていたら音楽室の屋根以外は流されてしまいます。逃げるしかありません。避難場所は、展望公園です。およそ海抜45mぐらいです。津波避難の場合の原則が4つあります。①想定にとらわれるな(前回はこのくらいだった)②最善をつくす(このくらいでいいだろう)③率先して逃げる(周りの目を気にしない)④後戻りしない。2時間目子どもたちに体育館でこのような指導をしました。東日本大震災の時のビデオも見ました。久しぶりに見て、改めて恐ろしさを感じました。その後、教室に帰り、避難の放送を聞いてから逃げました。展望公園まで一番早い子どもが6分ぐらい、遅い子どもが12分ぐらいでした。前回の津波の記録では、およそ20分で津波が到達しています。気象庁の津波避難情報が出るのが3~4分ぐらい、役所からの防災放送がその数分後、それを聞いてから逃げるとなると残り10分ぐらいしかありません。車の渋滞も予想されます。一刻も早く逃げ始めることが大切です。また、家庭ではどこに逃げるのかを家族で話し合う機会にしてもらえればと思います。お手伝いいただいた民生員の方々、横島駐在所の中西さん、PTAの方々等たくさんのご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。