たかもりっ子ブログ

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卒業生への思いを込めて ~ささやかな贈り物を~

  3/24(火)、本日の卒業式で子どもたちへ贈った記念品は、卒業生の12年間の軌跡が記録されたDVDでした。担任の思いが込められたDVD、そのパッケージには、一人ひとりの子どもたちの名前の一文字が書き込まれています。校長先生が一字一字書き込まれたものです。長く中学校に勤務され、名前に込められた願いや思いの大切を知る授業を行ってこらえた校長先生から、子どもたちへの贈り物です。本日卒業した子どもたちが、10年後…20年後…このDVDを観るとき、今日の卒業式と仲間たちを思い出すのだと思います。

卒業生へ ~令和元年度 卒業式【式辞】

 3/24(火)、本日行いました本校の卒業式は、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、卒業生と保護者の皆様、職員のみの参加となりました。本来なら、在校生も共有したいことが卒業式にはたくさんあります。校長先生からの式辞が、その一つでした。本日の卒業式本日出席できなかった在校生の皆さん、ぜひ、ご家族と一緒に校長先生のお話をお読みください。そして、卒業生の皆さん、もう一度、あの感動にふれてください。

 式辞

 例年とは違う三月。静まり返った高森中央小学校の校舎。毎年この時期、聞こえてくるうぐいすの鳴き声が、子どもたちのいない校庭に、甲高く響いてきます。そして、いつもの年と変わらぬ春の訪れが、ここ高森の地にも感じられるようになりました。

 中学校へと巣立つ日を迎えた、44名の卒業生の皆さん、卒業おめでとう。

 「当たり前の生活がどんなに尊いものであるか。」

 三年生の時に経験した熊本地震。そして、卒業を前にしての、新型コロナウイルス感染拡大防止のための、突然の臨時休校。二度のつらい経験をすることになりました。休校の知らせを聞いた2月28日。皆さんが流した涙。その涙を忘れないでください。

 今、どんな気持ちで卒業式を迎えていますか。確かに、寂しい卒業式です。それでも、皆さんたちの周りを、家族の皆さん、教育委員会の皆さん、PTA会長さん、そして、先生方が温かく囲んでくださっています。いつの日か必ず、小学校の思い出の一つとして、笑いながら話せることができる卒業式になります。今日の卒業式に参加している全ての人にとって、生涯忘れ得ぬ卒業式にできたのです。そのことに感謝しましょう。

 一年前、「何事にもチャレンジする気持ちを持ち、自分の力を精一杯出し切っていきたい。私たち六年生がお手本となり、下級生を引っ張っていきます」。皆さんたちからの力強い言葉を受け、この一年の学校テーマに「挑む」を掲げ、全校で取り組んできました。

 「ありがとう」。皆さんの頑張りのおかげで、高森中央小学校に、また新しい風が吹きました。響き合い、絆を深め、挑んだ小学校生活を、これからの中学校生活に活かして下さい。

 保護者の皆様、本日の子どもさまのご卒業、おめでとうございます。職員一同、「思い出に残る卒業式」に向け、準備を進めて参りました。このような形での卒業式になりましたが、子どもたちは本当に良く頑張りました。「卒業おめでとう。」の言葉の後に、「がんばったね。」の言葉をかけてあげてください。六年間、本校に寄せていただきました温かいお力添え、本当にありがとうございました。

 卒業生の皆さん、いよいよお別れです。中学校でも、「誇り」を持ち、「夢」を抱き、「元気」に活躍してくれることを期待します。

 最後に、これまでの先生自身の人生を振り返り、今、そう思い、そう感じる、相田みつをさんの言葉をみなさんに贈り、式辞とします。

 <その時の出逢いが

   人生を根底から 変えることがある

  よき出逢いを>

令和元年度3月24日

高森中央小学校 校長 甲斐 孝美

令和元年度 高森中央小学校 修了式 ~1~5年生~

 3/25(水)、本日、令和元年度の修了式を行いました。本来なら、達成感と期待に満ち溢れた瞬間を子どもたちも職員も感じる最後の登校の日が修了式です。しかし、今年に限っては、(もっと一緒にいたかった。)と職員はほんの少しの心残りに包まれました。しかし、子どもたちは、凜とした表情で式に臨み、素晴らしい姿を見せてくれました。 令和元年度のこの一年間が、素晴らしい時間であったことを、子どもたちの姿から感じることができた忘れられない修了式となりました。子どもたちを思い準備された校長先生の話、校長先生の問いかけに懸命に答えたいと真剣に聞き入る子どもたちの姿、子どもたちに伝わりやすくと工夫された生徒指導担当の話、優しくて力強い養護教諭の話…何一ついつもと変わらない空間がとても居心地がよく、「当たり前がありがたい」をまた実感しました。

 令和元年度も、高森中央小学校の教育活動を多くの皆様に支えていただきましたことに、心から感謝いたします。本当にありがとうございました。