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全国学力・学習状況調査(国語)

2時間目、各教室を見回っていると、6年生教室がし~ん・・・

いつもは、ぶつぶつとにぎやかなつぶやきが聞こえる6年生教室から物音がしません。

全国学力・学習状況調査(国語)に必死に取り組んでいました。

担任の先生の表情にも微妙な気合い?が感じられます。

いつもは子どもたちの写真を撮るのですが、ちょっとはばかられました。

 

2時間目終了後、もう一度立ち寄って、

「どうだった?」

と子どもたちにたずねると、

「・・・」

「一応書きました・・・」

ちょっと反応薄でした。

担任の先生も、

「難しかったです・・・」

 

テスト内容を確認すると、額から汗が出てきました。

 質問を読み返し、もう一度文意を吟味(ぎんみ)しても分かりません。

小6の問題と侮(あなど)れない問題です。

質問 → 問題文(図、表等のテキスト) → 質問

と繰り返し確認する必要がありました。

「ドラえもん」で「のび太」が使っていた「暗記パン」では到底(とうてい)、太刀打(たちう)ちできないと思います。

それほど内容が変化しています。

子どもたちが生きていく社会は、情報化社会だと言われ続けていましたが、それが現実となり、教科書、テスト問題となって子どもたちの前に表れた感じを抱きました。

これからの子どもたちは、

「読めることは必須(ひっす)、文意を理解し、判断し、文章にして表現していくこと」

が求められています。

また、高校入試や大学入試、就活の問題等を見ても、「ある事柄についてどう考えるのか」が問われ、根拠を示しながら主張する形式が主流となっています。

社会が、「あなたは、どう考えるのか」を問う時代に移行している感じがします。

ん~~昔の頭(システム)の私たちには大変です・・・

しかし、子どもたちには、新しい環境に順応する力があります。

また、その力を信じ、託(たく)すしかありません。

 

つらつらと述べてしまいましたが、上記のような衝撃が走った全国学力・学習状況調査(国語)でした。

 

子どもたちが新しい時代を悠々(ゆうゆう)と生き抜くことができるように、子ども、学校、保護者が密に連携し、子どもの学びを支えていきたいと思います。

ご協力、よろしくお願いします。