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頭をよぎったもの・・・

出張から南小にもどり駐車場に着くと、

運動場で、高校生がサッカーの練習をしていました。

職員室で仕事をしていた教頭先生に聞くと、

「大津高校のサッカー部が、『高校総体前なので、運動場を貸してほしい』と、言いに来たので貸しました」

とのことでした。

大津高校となれば、部員数も多く、相当練習を積まないと出場機会は失われてしまいます。しかし、練習を見ていると、それ以上にサッカーが好きなようです。

借用をきちんと教頭先生に申し出、練習している大津高校サッカー部員はさすがです。ぜひ、勝利を手にしてほしいと思いました。

 

帰宅しようと、再び、駐車場にもどると、

大きな声であいさつをしてくれました。

他の地域から来ている子も多いと思いますが、大津の誇りとしてみんなで応援したいなと思わせてくれました。

 

清々しい気持ちで帰宅の途につきましたが、

家庭訪問をしたり人権教育の学習をしたり、考えさせられる一日でしたので、

「学校で学ぶ意味ってなんだろう?」

と疑問が湧き出てしまいました。

 

現代は、タブレットや塾、参考書やドリルなど学ぶツールには事欠きません。人が集まればもめ事も起こります。学校には、掃除や給食、運動会や持久走など、面倒くさいことや我慢しなければならないこともたくさんあります。

 

教育基本法には、「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」と規定されています。

大津高校のサッカー部を例にとれば、全国優勝という目標に向かって、みんなで学び合い鍛え合い高め合い、努力をする場所でもあります。

 

よくよく考えてみると、学校は、ディズニーランドや遊園地、ゲームのように楽しませてもらえる場所ではありません。自分で行動を起こし、進んで取り組んでいくと、楽しい場所に変わることもあります。

 

などなど・・・脳裏を横切っていきました。

 

子供たちには、子供たちが、運動会を子供たちの手で成功させたように、次なる目標を見つけ、みんなで切磋琢磨しながら学校生活を楽しんでほしいと思います。