日誌

令和元年度までの校長室より

思い通りにならない自然を相手に

   先生のたち誰もが子どもたちに運動場で運動会をやらせたかった。もちろん保護者の方もそう思われたでしょうし、一番やりたいと思ったのは、子どもたち自身だったことでしょう。2年連続の体育館での運動会。苦しい選択でした。このところ天気予報の精度が上がっており、想定外ということまでもある程度まで想定して、決めなければなりません。暑さ、火山灰、台風と思い通りにならない自然を相手に、それでも前向きに送り出していただいた地域保護者のみなさん方のご理解とご協力のおかげで、心に残る運動会となりました。体育館では一回も練習してはいないのですが、運動場と同じ位置取りで、ぶっつけ本番ながら子どもたちは変化に対応して頑張りました。さすが中松っ子というところです。
 赤組団長Kさんに優勝旗を渡すときに涙がにじんでいたこと、練習の時に白組Aさんの声が運動場に大きく響き渡っていたこと、体育委員長Sさんのきびきびとした台上での号令、赤白それぞれの6年生がリードして応援団演技をまとめてきたこと、とても忘れられないシーンでした。この子どもたちに最後の運動会を飾ってやれなかったことは心残りですが、来年、中松小最後の運動会に中学生として花を添えてもらえることができたらとてもうれしいです。体育館でしたけれど、地域と学校が一体となった運動会となったこと、皆様方のご協力にお礼申し上げます。