球磨村立渡小学校 渡小学校人権キャラクター「ふわふわハートちゃん」
学校教育目標「ふるさとを愛し 心豊かでたくましく 共に学び合う児童の育成」
~「ありがとう」感謝の気もちを言葉と行動に~
球磨村立渡小学校 渡小学校人権キャラクター「ふわふわハートちゃん」
学校教育目標「ふるさとを愛し 心豊かでたくましく 共に学び合う児童の育成」
~「ありがとう」感謝の気もちを言葉と行動に~
閉校まであと4日
※ 本校ホームページは、令和6年3月31日をもって閉鎖いたします。
平成20年度・21年度に教頭を務められた迫田さんから思い出をいただきました。ありがとうございました。
PTAの思い出
平成20年度・21年度 教頭 迫田正純
「渡小のよい子のみなさーん、今日は、みなさんのためにすっごいゲストが来ておられます。さあ、いったいだれでしょうね。楽しみですね。さあ、ゲストの登場です。それでは、どうぞ!」進行係のアナウンスに続き、ギター演奏による登場曲に乗ってステージに登場したのはミッキーとミニー、続いてリコーダー隊。「ミッキーマウスマーチ」の演奏に始まって、子供達や観客を巻き込んでの「小さな世界」の合唱で盛り上がりました。
平成20年度の学習発表会で行われたPTA本部役員の皆さんによるパフォーマンスです。私の記憶では、ミッキーとミニーが日當喜代継会長と西林尚賜副会長、ギター演奏が佐々木章好地区委員長、リコーダー隊がその他の本部役員さん方、脚本演出は中村小巻母親部委員長だったと思います。(間違っておりましたら寛大なお心でお許しください。)練習も学校に何回か集まってされました。ご指導はピアノ教室の小川由美先生でした。本部役員さん方のまとまりのよさや、子供達のためにという思いの強さに感心しました。
この年の4月に私は渡小に赴任したわけですが、4月に渡多目的集会場で開催された歓送迎会では、初対面であるにも関わらず、役員さん方には旧知の仲であるかのように接していただき、一気に緊張がほぐれました。そして5月の役員会は、何と球磨川リバーサイドキャンプ場が会場。会議は手早く済ませ(?)、新旧役員の懇親会に移行しました。球磨川を眺めながらのバーベキューとビールは最高でした。
PTA行事は毎年充実していました。特筆すべきは、これまで勤務した学校にはなかった独自のユニークな行事がいくつもあったことです。保護者による美化作業はどこの学校でもされていますが、渡小ではそれに加えて「親子ナイター美化作業」を実施されていました。6月に、日中の暑さが和らぐ日没頃から、運動場のナイター照明を点灯しての除草作業は幻想的でさえありました。また、一般的な読み聞かせとは別に、「父親による読み聞かせ」も行われていました。年に1回だけでしたが、本番の1ヶ月前に複数回打合せを行うなどの頑張りようでした。
郡PTA研究大会参加とは別に、独自のPTA研修旅行も実施されていました。平成20年度の記録を見ると、目的地は鹿児島県で、1日目は当時のNHK大河ドラマの関連で篤姫館の見学をして鹿児島市内のホテル泊、天文館での夕食で楽しいひとときを過ごしました。2日目は霧島市にある嘉例川駅の駅舎見学と嘉例川活性化委員会の方による講話を聴講。そして、鹿児島空港近くのバレルバレー・プラハ&酒匠工房GENにて食事とショッピング、西郷公園での記念撮影。私は研修旅行の企画や添乗員役をさせていただきましたが、参加された役員さん方が大変協力的で、和気あいあいの中、充実した研修となりました。
一緒にPTA活動をした役員さんにばったり出会うと、当時の記憶がよみがえってきて懐かしさがこみ上げてきます。既に渡小の校舎も他目的集会場もありませんが、役員さん達につくっていただいた「俺は渡小に勤めたんだ」という思い出は、形には残っていなくても私の生きた証です。
渡小学校149年の歴史にありがとう
球磨村立渡小学校 校長 東 篤哉
令和2年7月豪雨からの復興、そして、閉校を迎える学校を預かる校長としてこの2年間感じたことは、様々な方々に支えていただき今があるというものでした。
赴任時、仮設校舎内には、全国から送られてきた励ましのメッセージが掲げられていました。また、多くの支援物資・支援金が届き、子供たちを元気づけようと様々な機関・団体から支援のお申し出をいただきました。大きく、そして温かい力で支えられているという安心感の下で教育活動を進めることができました。
保護者の皆様にも大きな支援をいただきました。槻木前会長、白石会長はじめ役員の皆様には、無理な相談にも乗っていただきました。復興イルミネーションの設置や校舎解体セレモニーは、保護者の皆様のお力なしでは実現しえないものでした。
地域の皆様にも、登下校の見守りをはじめ、ゲストティーチャー等でいつも子供たちを支えていただきました。学校運営協議会の皆様には、学校の課題について学校とは異なる視点から多くの助言をいただき、解決に向けて一緒に取組を進めていただきました。閉校にあたり、卒業生・地域の皆様には多額のご寄付もいただきました。閉校記念式典を渡小学校の運動場で開催できたのも皆様のおかげです。
上野会長をはじめとした閉校実行委員会の皆様にも、大きな力をいただきました。多くの会議、膨大な作業にもかかわらず、「地域の学校だから」と笑顔で閉校事業をリードいただきました。閉校記念誌の作成にあたっては、水害により学校に残っている資料はほぼない状態からのスタートでしたが、委員会の皆様の声かけのおかげで、寄せられた写真は1,100枚、当時の思い出を記した文も70点を超えました。渡小学校の歴史を語り継ぐ貴重な資料となり、地域の皆様の渡小学校を思う気持ちを改めて感じたところです。
子供たち及び職員にも感謝したいと思います。水害からこの4年あまりは、渡小学校の歴史の中でも、苦しく困難な時期であったことは間違いありません。学校だけでなく、多くの家庭も被災し、つらい思いをした子も多かったと思います。しかし、そんな中でも明るく学校生活を送る子供たちの姿に逆に元気をもらう毎日でした。職員も子供たちに寄り添い、粘り強く指導を続けてくれました。そんな子供たち、職員を心から誇りに思います。
地域と共にある学校として、これまで46人の校長及び多くの職員が、地域の皆様の支援を得て子供たちと共に伝統を繋いできました。その学校のアンカーとしてゴールテープを切ることができることを、寂しさの一方で大きな喜びとして感じています。これまで5,358人の卒業生を世に送り出してきた我が母校。形としてはなくなってしまいますが、これからもずっと皆の心の中に残り続けると思います。
4月、新たな歴史の始まりとなる球磨清流学園が開校となります。「後輩」である子供たちが、将来への夢をもち、夢の実現に向かって力強く歩んでいくことを心から願い、これからも応援を続けていきます。
最後になりましたが、物心両面において大きなご支援をいただきました松谷村長様はじめ村当局、教育委員会の皆様に厚くお礼申し上げます。
渡小学校149年の歴史にありがとう。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 東 篤哉
運用担当者 教諭 内古閑 諒大
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
25   | 26 1 | 27 1 | 28 2 | 29 2 | 1 1 | 2   |
3 1 | 4 1 | 5   | 6 1 | 7 1 | 8 3 | 9   |
10 1 | 11 2 | 12 1 | 13 1 | 14 1 | 15 1 | 16 1 |
17   | 18 1 | 19 4 | 20   | 21 2 | 22 4 | 23 1 |
24   | 25 1 | 26 2 | 27 1 | 28 1 | 29 1 | 30   |
31 1 | 1   | 2   | 3   | 4   | 5   | 6   |