球磨村立渡小学校 渡小学校人権キャラクター「ふわふわハートちゃん」
学校教育目標「ふるさとを愛し 心豊かでたくましく 共に学び合う児童の育成」
~「ありがとう」感謝の気もちを言葉と行動に~
球磨村立渡小学校 渡小学校人権キャラクター「ふわふわハートちゃん」
学校教育目標「ふるさとを愛し 心豊かでたくましく 共に学び合う児童の育成」
~「ありがとう」感謝の気もちを言葉と行動に~
閉校まであと3日
※ 本校ホームページは、令和6年3月31日をもって閉鎖いたします。
令和2・3年度校長の犬童裕美さんに思い出をいただきました。ありがとうございました。
渡小学校区の家庭、地域、学校の絆
第46代(令和2・3年度)校長犬童 裕美
私は、令和2、3年度の2年間、渡小学校に勤務させていただきました。渡小学校は、校長として初めて勤務した学校ですので、特に忘れることのできない学校です。赴任した年の7月に豪雨が発生しました。
渡小学校では、毎年、家庭、地域、学校等が協力し、校内の除草作業が行われてきました。令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月から2か月休校した後、6月に学校を再開しました。6月28日に保護者、学校運営協議会、老人会、職員との合同で除草作業を行い、学校の環境が整備されました。そして、7月3日に授業参観を行い、保護者の方に子供たちが整った環境の中で学習している姿を見ていただきました。その翌日の7月4日に水害が発生しました。整備された校内の環境は、見る影もなくなりました。
しかし、その後、PTA主催で災害清掃を行い、地域の方、村内外のボランティア団体との協働で、流木等を片付けることができました。清掃後の花壇には地域の方が花を植えてくださいました。また、地域学校協働本部と老人会の主催により、復旧作業が終わった運動場で復興グランドゴルフが行われました。この復興グランドゴルフには、家庭や学校からも呼びかけたことで多くの参加者があり、渡小学校に笑顔があふれました。
PTAは、全体行事として「絆アルバム」(子供、保護者、職員、地域の方の写真が並んでいます。)を作成し、渡小学校運動場にイルミネーション設置を行いました。どちらも家庭、地域、学校が一体となった取組でした。このような取組を通して、2年の間に、少しずつ復興していきました。
渡小学校区は、家庭、地域、学校の絆が強いところであることを実感しました。水害後はこの絆で前に進み、さらに絆が強くなったように思いました。復興には、この家庭、地域、学校の絆が大きく影響していたことに、心から感謝しています。
渡小学校149年の歴史にありがとう
球磨村立渡小学校 校長 東 篤哉
令和2年7月豪雨からの復興、そして、閉校を迎える学校を預かる校長としてこの2年間感じたことは、様々な方々に支えていただき今があるというものでした。
赴任時、仮設校舎内には、全国から送られてきた励ましのメッセージが掲げられていました。また、多くの支援物資・支援金が届き、子供たちを元気づけようと様々な機関・団体から支援のお申し出をいただきました。大きく、そして温かい力で支えられているという安心感の下で教育活動を進めることができました。
保護者の皆様にも大きな支援をいただきました。槻木前会長、白石会長はじめ役員の皆様には、無理な相談にも乗っていただきました。復興イルミネーションの設置や校舎解体セレモニーは、保護者の皆様のお力なしでは実現しえないものでした。
地域の皆様にも、登下校の見守りをはじめ、ゲストティーチャー等でいつも子供たちを支えていただきました。学校運営協議会の皆様には、学校の課題について学校とは異なる視点から多くの助言をいただき、解決に向けて一緒に取組を進めていただきました。閉校にあたり、卒業生・地域の皆様には多額のご寄付もいただきました。閉校記念式典を渡小学校の運動場で開催できたのも皆様のおかげです。
上野会長をはじめとした閉校実行委員会の皆様にも、大きな力をいただきました。多くの会議、膨大な作業にもかかわらず、「地域の学校だから」と笑顔で閉校事業をリードいただきました。閉校記念誌の作成にあたっては、水害により学校に残っている資料はほぼない状態からのスタートでしたが、委員会の皆様の声かけのおかげで、寄せられた写真は1,100枚、当時の思い出を記した文も70点を超えました。渡小学校の歴史を語り継ぐ貴重な資料となり、地域の皆様の渡小学校を思う気持ちを改めて感じたところです。
子供たち及び職員にも感謝したいと思います。水害からこの4年あまりは、渡小学校の歴史の中でも、苦しく困難な時期であったことは間違いありません。学校だけでなく、多くの家庭も被災し、つらい思いをした子も多かったと思います。しかし、そんな中でも明るく学校生活を送る子供たちの姿に逆に元気をもらう毎日でした。職員も子供たちに寄り添い、粘り強く指導を続けてくれました。そんな子供たち、職員を心から誇りに思います。
地域と共にある学校として、これまで46人の校長及び多くの職員が、地域の皆様の支援を得て子供たちと共に伝統を繋いできました。その学校のアンカーとしてゴールテープを切ることができることを、寂しさの一方で大きな喜びとして感じています。これまで5,358人の卒業生を世に送り出してきた我が母校。形としてはなくなってしまいますが、これからもずっと皆の心の中に残り続けると思います。
4月、新たな歴史の始まりとなる球磨清流学園が開校となります。「後輩」である子供たちが、将来への夢をもち、夢の実現に向かって力強く歩んでいくことを心から願い、これからも応援を続けていきます。
最後になりましたが、物心両面において大きなご支援をいただきました松谷村長様はじめ村当局、教育委員会の皆様に厚くお礼申し上げます。
渡小学校149年の歴史にありがとう。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 東 篤哉
運用担当者 教諭 内古閑 諒大
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
25   | 26 1 | 27 1 | 28 2 | 29 2 | 1 1 | 2   |
3 1 | 4 1 | 5   | 6 1 | 7 1 | 8 3 | 9   |
10 1 | 11 2 | 12 1 | 13 1 | 14 1 | 15 1 | 16 1 |
17   | 18 1 | 19 4 | 20   | 21 2 | 22 4 | 23 1 |
24   | 25 1 | 26 2 | 27 1 | 28 1 | 29 1 | 30   |
31 1 | 1   | 2   | 3   | 4   | 5   | 6   |