10月30日
10月30日(月)です。
早いもので、10月も明日を残すのみとなりました。日没がはやくなり、夕暮れ時は薄暗く見えにくいため、事故の発生しやすい時期でもあります。夕方5時には家に帰り着くよう、ご家庭でもお声かけをお願いします。
さて、先週26日(木)に4年生が学習した福祉体験授業をご紹介します。社会福祉協議会の穴井さんと視覚に障がいをおもちの長尾さんにおいでいただき、お話を聴かせていただきました。30代のときに失明し、針やマッサージの仕事の視覚をとるために勉強されたこと、家事をサポートしてくれるホームヘルパーさんや移動をサポートしてくれるガイドヘルパーさんの協力を得ながら、日常生活のほとんどを自分でしていることを話してくださいました。写真は、硬貨を触ると何円硬貨か分かることを、目の前で見せてもらっているところです。また、自宅で味噌汁を作っておられる様子を動画で見せてもらいました。子どもたちは、初めてお会いした長尾さんがいろいろなことを自分でされる様子に驚き、すごい!と感嘆の声があがっていました。
その後、点字体験ということで、点字をうつ器具をお借りして、点字を打つ練習をして自分の名前を打つことに挑戦しました。できたら長尾さんに読んでもらい、自分の名前だと正確に点字が打てたということになります。みんな真剣に取り組み、長尾さんに読んでもらうと「よかった~」「ありがとうございます」とホッとした笑顔がひろがりました。
この日も、普段の学校生活では聴くことのないお話を聴かせていただいたり、点字体験をさせてもらったりして、気付くこと、考えることがたくさんありました。みんなが暮らしやすい社会とはどんな社会か、自分にできることはないか。そんなことを見つめるきっかけになる2時間でした。穴井さん、長尾さん、ありががとうございました。