ブログ

12月10日

12月10日(水)

防災についての学習をしている4年生たち。今日は、学校運営協議会委員を務めてくださっている茶木谷さんを講師にお迎えして、防災教室を開きました。約30年前の阪神淡路大震災の被害の様子、火災が発生し焼け跡が広がる様子、避難所となった体育館にすし詰めになって休養をとる避難者の様子など、救援ボランティアとして被災地で目にしてこられた様子とその時の思いを、切々と語ってくださいました。スライドで写真がでると、「ええっ・・・」と言葉を失う4年生たち。東日本大震災や熊本地震、熊本県南部豪雨災害、そして、この夏、玉名市が経験した豪雨災害と、いくつもの災害時の様子を話してくださいました。炊き出しをされた時のこと、「避難所で一番喜ばれたのは豚汁。なぜだと思う?」「わかった、あたたかいから!」「よくわかったね。・・・」と避難されている人の思いを伝えてくださいます。また、「避難している人は、我先にではなく、みんな並んで受け取ってくれたんだよ」「皆さんたちのおかげで、あたたかいものを食べられてありがたい。でも、ここから離れた所にいる人には救援の手が届いていない。私たちは半分でいいから、どうぞそちらにも支援に行ってください」と言われる避難者の言葉に「自分たちよりもっとつらい人のことを思いやる避難者の人たちの話を聴いたら涙が出てきました」と語られました。最後に「避難行動は空振りでもいい。人のつながりがいかに大切か。自然を甘く見たらだめ」と、球磨村で出会った人の言葉を紹介してくださいました。

防災意識を高めることの大切さと同時に、人として大切なことを学んだ1時間でした。茶木谷さん、ありがとうございました。

 

今日の給食は「コッペパン、ポークビーンズ、カボチャフライ、大根とツナのサラダ」でした。ポークビーンズは子どもたちに人気のスープです。私が小学生の頃もありました!美味しかったからでしょう、子どもの頃の記憶ってすごいですね。