コミュニティスクール

強力な助っ人

まず助っ人お1人目。

12月17日(木)、5年生の家庭科「ミシンにトライ」で保護者の方にご支援いただき、ミシン縫いによる製作活動を行いました。

5年生では1学期に針と糸を使い、小物を手縫いする学習を行っています。

この日は、ミシン縫いでの糸のかけ方や下糸処理などを一人一人が経験し、直線縫いを行うという学習でした。

これは学校ではよくあることなのですが、不特定多数の人が同じミシンを使うと、扱い方がそれぞれ違うので、不具合が多く、糸の調整に時間がかかって・・・という事態が起きます。

担任一人では、もしミシンの調子が悪ければ、その対応をするだけで時間が過ぎてしまい、子供たちを指導することが難しくなります。

他の先生方の応援があるときもありますが、毎回とは限りません。そこをお手伝いいただけることは大変ありがたいことです。


 

 

 

 

 

布を送る速さや、手の置き方など、細かいところにも目を配っていただき、子供たちも安心して学習を進めることができました。

担任も頑張り、予定時間数で全員の作品ができました。


 

 

 

 

担任曰く、「これまでは昼休みなどを使わないと全員は終わりませんでした。私もミシンの扱いについて改めて知ったこともあり、勉強になりました。」とのことです。

お手伝いには合計3回入っていただきました。ありがとうございました。

子供たちもほめていただき、とっても嬉しそうでした。

 

助っ人お2人目。

12月21日(月)、同じく5年生の学級活動「避難所生活でわたしたちができること(防災教育)」で、本校の事務の先生が話をされました。

学校の事務の先生は、学校に配当されている様々な予算の執行や備品・消耗品の購入、環境整備、来校者・電話の受付、文書の受付・発送、先生達の給与管理等々、多岐にわたる仕事をされています。通常、子供たちの学習に参加する機会はないのですが、今回は熊本地震を経験され、避難所生活をしばらくされていたということで、担任が白羽の矢を立てました。


 

 

 

 

 

小学校の校舎で避難所で生活をされている内に、運営ボランティアを友人や小学生とされるようになったそうです。取り組んだことは3つ。1つは校内の掃除。1つは、炊き出しのお手伝い。1つは避難所にいる子供たちと遊ぶこと。

この経験を通して感じたことは、「一人ではできないことがたくさんある」ということだったそうです。

5年生には「自分の役割」をいろいろな場面で持ったとき、意識を高く持って取り組んでほしいと伝えられていました。

大きな地震のゆれ(前震と本震)が2回ありましたが、余震がたびたび起こり、そのたびに大きな揺れがくるのではないかとおびえながら毎日を過ごされていたことと思います。

その中で自分にできることは何か考えられ、友人と一緒に動かれたことは何にも代えがたい経験になられたことでしょう。

5年生の子供たちも生の体験をされた方に巡り会えたことが財産になるだろうと思います。

 

幾分寒さが少し和らいだ今週。でも朝は冷えます。

それでも朝ランに頑張る子供たちです。自分でチャレンジカードを作って、取り組んでいる子を発見しました。

コツコツ頑張る佐伊津っ子すばらしいです。