佐伊津の産業について考えよう4~水産業
11月26日(木)、5年生が総合的な学習の時間で、佐伊津町の水産業について学習するために、佐伊津漁港へサワラ漁の水揚げの見学と体験を行いました。
もともと9月に予定していた学習でしたが、その当時は不漁続きで魚がいないとうかがい、見学をあきらめていました。
11月に入り、サワラが捕れだしたという情報を推進員さんがキャッチされ、トントン拍子で見学の実現となりました。
漁港では、まずサワラの水揚げ作業を見学しました。水揚げされたサワラはキラキラしていてとてもきれいでした。漁師さんが一匹一匹を丁寧に優しく取り扱っておられるのが印象的でした。
その後、子供たちは漁協の建物の中で、サワラとキスの箱詰め作業と冷蔵庫への運搬を体験させていただきました。箱に並べられた魚にラップをかけ、その上にたっぷりと氷を詰めて、冷蔵庫へ運びました。
子供たちは初めての体験で戸惑いながらも、懸命に作業することができました。
子供たちの感想です。
「ぼくは、箱の中に氷を入れるのが楽しかったです。理由は、社会で魚の新鮮さを保つために箱に氷を入れるということを知って、それを実際体験でいたからです。まだ知りたいことがいっぱいあるので、もう少し水産業のことについて知りたいです。」
「氷を入れたり、ラップをしたり、運ぶ作業でした。家でしたことがあったけど、久しぶりにして楽しかったです。家ではあまり手伝いをしていなかったけれど、体験したときに「したかったのに・・・」と思ったので、家でたくさん手伝いをしたいと思いました。」
学校での学びを見学で学び直したり、体験をすることで家の手伝いに広げて考えたり、現地学習を通して、5年生は様々な職業に出会い、多様な生き方や価値観を学ぶことができていると感じます。
自分が体験したことは長く記憶に残ります。子供たちが将来どんな職業につくのかは分かりませんが、小学校で得た様々な出会いや体験、学習が進路選択を幅を広げていくことでしょう。
佐伊津町に様々な思いや信念を持って働く大人がいらっしゃることは、大きな財産です。
佐伊津漁協様、ご多用な中ご協力いただきありがとうございました。
今後も引き続き子供たちの成長につながる学習を工夫して行ってまいります。地域の皆様のご支援とご協力、そして情報提供をお願いいたします。