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3年生「消防署の一日」を学ぶ

 11月6日、3年生が八代広域行政事務組合鏡消防署氷川分署の隊員の方々をゲストティーチャーにお迎えし、社会科では2回目の体験型学習「消防署の一日」の授業をしました。
 消防署の隊員の方々は、1日おきに24時間の勤務をされているそうで、出勤をする8時30分からの24時間で、どのような仕事をされて いるのか、お話をしてくださいました。また、実際の勤務の様子を動画に撮り、10分ほどに編集して見せてくださいました。

 勤務開始から点検や実際の出動、体力作り、食事など1日の仕事ぶりがとてもよく分かり、3年生の児童も消防隊員の方々のお仕事について、詳しく知ることができました。
 また、救命救急の方法についても、119番への通報や心臓マッサージ、AEDの使用など実演をしてくださり、見ている子供たちは隊員の方の的確な処置や行動に見入っていました。
 消防士の仕事は、人々の命を守る大切なミッションであることを隊員の方々の話からしっかり学習できた子供たちの中には将来の仕事ととしてあこがれをもった子もいるように思います。

①傷病者発見 ②周囲の安全確認 ③意識・呼吸のチェック 

④役割分担(心肺蘇生・119番通報・AED手配)

⑤電話はつないだまま心肺蘇生 ⑥救急隊員の到着をまで心肺蘇生

 心肺停止状態で何もしなければ、命のタイムリミットはたったの10~12分と言われます。心臓が止まると10~15秒で意識を失い、無酸素で脳が生きられるのは3~4分です。ですから、倒れた人を見かけたら、心肺停止を疑い、できるだけ早く心肺蘇生をすることが重要になります。

 心肺蘇生をすることで、心臓や脳に血液を送り、心肺機能の回復を待ちます。また、救急車と救急救命士の到着まで心肺蘇生を続けることも必要です。

 心肺蘇生をすることは、救命の可能性を高め、後遺症のリスクを下げることができますので、正しい心肺蘇生を身に着けることが大切になります。

 実録消防署24時の撮影や編集までしていただき、子供たちに消防署の1日の様子を分かりやすく伝えようとされた熱意に感動しました。隊員の皆様の心意気と子供たちへの思いやりに心から感謝申し上げます。

 熱いのは 炎よりあつい 隊員の心