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御田植祭

 6月18日、令和5年度八代市献穀事業の御田植祭が龍峯校区で開かれました。
 学校からは5年生と6年生が田男と早乙女になり、本島さんの献穀田で御田植の儀に参加しました。
 龍峯校区での御田植祭は実に82年ぶりのことで、前回の早乙女・田男は90歳を超えられているそうで、子供たちにとっては曾祖父・曾祖母に当たるだろうとのことでした。
 当日は小雨が断続的に降っていましたが、その小雨がいかにも田植えの季節らしい雰囲気を醸し出していました。その中に早乙女・田男に扮した子供たちが、鳥居をくぐり、献穀田に入って田植えをする姿は、映画のワンシーンを観ているようでとても素敵でした。
 御田植祭は、農作業の工程を模擬的に演じ、豊作を祈念する行為だそうですが、文化的・伝統的な行事を継承したり、稲作の伝承をしたりする意味もあるそうです。
 また、地元の方々は、地域をあげて献穀事業を成功させようとしておられますので、子供たちが学校や家庭から地域に出て活躍したり、地域住民の方々と親しくなったりするチャンスになればと思います。
 御田植祭の午後には、八代農業高校の生徒とくまモンが献穀田に来て、田植えをしました。
 献穀田のお米の栽培には、これからたくさんの制約があるそうで、生産者の本島さんや地域の方々は9月30日の抜穂祭まで気の抜けない日々が続くそうです。
 地域とともにある龍峯小学校として、少しでもお力になれればと思います。

早乙女・田男の着付けは妙見宮衣装方の皆さんにしていただきました。

御田植祭の後の着替えや衣装の回収等も完璧にしていただきました。

ただ感謝するばかりです。

御田植の儀のようす

梅雨に濡れし早乙女田男の豊かなる

米つくる八十八(やそはち)の手間人づくり