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形ができあがってきました~オンライン授業

 2月1日は休校となりました。休校自体は残念でもあったわけですが、休校の一日で、この機会にこれまで考えてきたオンライン授業のやり方を、一つの形として、全校でしっかり試すことができた一日となりました。

本校で考えたオンライン授業の基本は、教師や黒板を写したり、スライドを提示するタブレットとそれとは別に子どもたちの画面の様子が分かるようにしたタブレットを使うスタイル。 大型テレビに子どもたちを映しながら、手元のタブレットでデジタル教科書を操作し、漢字指導をしています。オンラインでもみんなで一緒に練習ができました。
黒板を映す際には、子どもたちからはどう見えているかをしっかり確認しながら映します。また子供たちのタブレットにも黒板を大きく映すようにして、子どもたちが見やすいように工夫します。 子どもの画面に映すのはデジタル教科書だけでなく、スライドを準備して、映すようにもしました。子どもたちと会話をしながら、書き込みもできます。
オンラインが学級全体になると、画面に映さないといけない子どもたちの人数も当然増えます。大型テレビの画面に映しながら、表情もしっかり確認できるようにして、授業を進めます。 左の写真とは逆に、小さい画面でも子どもたちの写ったタブレットを手元に置いて、そこで確認しながら指名したりする方法も取ることができました。
教師と子どもたちのやりとりに加え、スライドやデジタル教科書映した上で、残りのスペースに黒板を写し、その画面を確認しながら、板書をしていくスタイルが普段の授業のようでした。 5・6年生で行われていた、ブレイクアウトルーム。リモートでもお互いの顔をしっかり見ながら話し合えます。コロナ禍の中、学校での授業でも密にならない話し合いの方法として使えるかもしれません。

 今日のオンライン授業により、これまで考えて準備してきたことがしっかり形になったように思います。まあ、すればするだけ「もっとこんな風にできないかな」と思うことはあります。今日やってみたことで、また準備しないといけないこと、もっと工夫しないといけないことも見えてきたのも事実です。しかし、今日一日の各学級のオンライン授業の様子を見ていると、「いいところまできたぞ~」という気持ちになってきました。

 自慢になってしまいますが、本校の先生方は、みんなで共通理解したことを実際にやってみて、そしてその中でそれぞれが工夫する、またその工夫した実践を情報交換し合って、また自分のやり方に取り入れて・・・というところをしっかりやってもらっています。その積み重ねで今日はいい形でできたな~と書いている私もニヤケ顔なのです。

 コロナ禍が収まり、オンラインをしないでよいようになるのが本当はよいことなのかもしれませんが、いつでも対応できるように、更に職員みんなでよりよい形を作っていきたいと思います。とりあえず明日からの学校でも、欠席する子どもたちとのオンライン授業が続きますから、その点でも頑張っていきたいです。