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本日(7月2日)午後2時から、実質的に今年度初めてとなる授業参観等を実施しました。密を避けるため、教室と廊下の間の窓をすべて取り払い、廊下からも児童の授業の様子が見られるようにしました。今年度初めてとあって、とても多くの保護者の方々にご来校いただきましたが、今日の気温が高かったこともあり、廊下はかなりの温度になっていました。ですので、児童だけでなく保護者の方々が熱中症で倒れられはしないかと心配しましたが、幸い一人の発症者もなく無事に授業参観と学級懇談会を終えることができました。
また、授業参観と同日開催で緊急時を想定した児童の引き渡し訓練を実施しました。これも密を避けるため、児童には地区ごとに体育館や特別教室等に分散して待機してもらい、学級懇談会終了後に保護者の方々にそれぞれの地区の待機場所に移動していただき、事前に提出をお願いしていた引き受け者名簿でお名前を確認しながら児童の引き渡しを行っていきました。
こちらは、職員の事前確認の不十分さ等もあり実施計画通りに進めることができなかった部分もありましたが、当初の目的はおおむね果たすことができたと思っています。(職員の反省点については事後に協議を行い、以後の取組に活かすよう確認しています)
過去の事例に学びつつ、このような訓練を繰り返し行いながら、もしもの時に、学校と保護者の双方が慌てずに冷静かつ適切な対応をとることができるようにしていくことが重要だと感じているところです。
現在の学校には、学校教育を通して児童生徒に身につけさせたい資質・能力を明確にしながらその育成に取り組んでいくことが求められています。本校では、それを「身につけさせたい力(資質・能力)」とし、『考動力』『協働力』『やりぬく力』の3つを掲げています。
これまで、グランドデザインにはこれを示していましたが、より積極的にアピールすることで子供たち自身にもこの3つの力をさらに意識した生活を送ってもらいたいと考え、各教室や教室外の目に入りやすい場所に掲示することにしました。タイトルも子供たちが覚えやすいようにと考え、「大浜小の3つの力」としました。
今後、いろいろな場面や機会をとらえてこの「大浜小の3つの力」を取り上げ、子供たちの意識の向上と3つの力の育成・拡充を図っていきたいと思います。
現在、本校のフェンス沿いに薄紫の細長い花弁をたくさんつけたきれいな花が咲いています。
この花の名前をご存じですか?
本校の職員に尋ねたところ、「アバカンサス」との答えが返ってきました。しかし、しばらく時間が経つとすぐに忘れてしまい、そのたびに同じ職員に聞き直していました。でも、どうしても名前を覚えられないので、その職員に「どうして覚えられたの?」と質問すると、「本来の意味とは違うと思うが、『たくさん』という意味を持つ熊本弁の『あばかん』と重ねて覚えた」という主旨の答えが返ってきました。
『あばかん』=たくさん、『さす』=咲く。まさにこの花の姿にぴったりと重なり、すぐに覚えることができました。しかし、よくよく調べると、この花の正しい名前は「アガパンサス」とわかりました。「アバカンサス」と「アガパンサス」。確かに似ていますが、ちょっと違います。でも、おかげで2つの言葉を覚えることができました。
笑い話ではありますが、新しい知識も自分の知っている物事と重ねて覚えようとすることでいかに身につきやすくなるか、そのことに改めて気づかされた出来事でした。
(この職員が飾ってくれたアガパンサスは、職員玄関でお客様を出迎えたり校長室に彩りを添えたりと大活躍中です)
6月10日にツバメのひなが大きくなったという記事を載せましたが、その直後からひなたちは空を飛ぶ練習を始め、今ではとても上手にすごいスピードで飛び回っています。また、体の大きさも親鳥と見分けがつかなくなりました。それに合わせてか、ツバメの親子が新しい巣に引っ越しました。
左(上)は古い巣の様子です。新しい巣の材料にするために一部が壊されています。右(下)の写真には古い巣と新しい巣が映っています。手前の柱に古い巣があり、奥の、運動場に近い柱に新しい巣が出来上がっています。
今日の昼休みには、新しい巣の中にいるツバメの姿が確認できました。もしかしたら、新しい卵を温めているのかもしれません。
もうしばらくは、ツバメの動きや巣の様子を注意深く観察したいと思います。
ほとんどの学校が日常的な読書活動の推進に取り組んでおり、地域の公共図書館が学校支援として所蔵する資料(本)を学校に貸し出す取組を行っているところも少なくありません。
玉名市では、玉名市立図書館による各学校への支援が行われています。下の写真は、玉名市立中央図書館から届けていただいた本です。コロナ禍の前は、移動図書館車が来て児童が読みたい本を選んで借りる、という方法がとられていましたが、現在は、玉名市立中央図書館の職員の方に選んでいただいた本が隔週で届けられ、本校の図書室補助員が6学年に振り分けてコンテナに入れたものを各学級で活用する、というやり方に変わっています。
豊かな感性や心情だけでなく、確かな学力を育むうえでも大きな効果が期待できる読書。
これから、引き続き多くの方々にご協力をいただきながら、本校独自の読書活動推進にも取り組んでいきたいと考えているところです。
先週から始まったプールでの水泳学習。大浜小学校では、大きく2つの取組を実践しながら、児童が安全に、安心して水泳の学習を進められるようにしています。
1つは、新型コロナウイルス感染症への対策として今年度から取り入れた、水泳用マスクの着用です。水の中では普通のマスクは使用できませんが、プールの中では子供どうしの距離が近くなりがちで、おしゃべりをしたり歓声を上げたりすることも少なくないため、感染リスクが高まります。
そこで、水の中では口元から外して首にかけ、水の中で泳いだり遊んだりしていないときにさっと口元につけられるような水泳用のマスクを導入しました。安全に十分配慮されていますので大半の児童が着用していますが、水泳用マスクに不安がある児童には強制はせず、おしゃべりなどをしないようお願いしています。また、水泳用マスクの着用時に違和感や息苦しさなどを感じていないか、随時声掛けをしています。
もう1つは、昨年から取り組んでいる複数体制での水泳指導の徹底です。コロナ禍以前は、2学年を一緒にして担任2人以上で指導に当たることができていましたが、コロナ禍の中では単学級での水泳学習にせざるを得ません。しかし、担任1人では全児童の安全を確保することに不安があることから、校長や教頭など担任を持たない(いわゆる7年部)職員が必ず1人は指導に加わり、2人以上の複数体制で水泳の学習を進めるようにしています。
今日は校長も3校時の5年生の水泳学習に加わってプールに入り、児童の安全を確認しつつバタ足やクロールの手の動かし方などを指導しました。
今後もこのような取組を徹底しながら、安全安心で楽しい水泳学習を進めていきたいと考えています。
4月に本校に赴任して以来、どうしてもやりたいと思っていたことがありました。それは、6年生を中心に据えながら、大浜小や大浜町のさらなる発展につながるような活動に取り組んでみたい、というものです。
そして今日、その取組をスタートすることができました。3校時の総合的な学習の時間に、大浜小や大浜町のよいところやさらによくしたいことなどを、まずは6年生一人一人が個人で考え、その後みんなで出し合いながらワークシートにまとめていきました。
これをもとに、今後2つのプロジェクトを立ち上げていきたいと考えています。今はまだ詳しくはお伝えできませんが、1つは大浜小をもっとよい学校にすることを目的に、もう1つは大浜町のことを広く発信することを目的に、6年生の思いや発想を生かしながら取組の内容や方法などを検討し、実践化していく予定です。
今日は、各プロジェクトで取り組んでみたい内容についてたくさんのアイディアを集めることを目的として、それぞれがどちらかのプロジェクトを選択し、選んだ方で最低1つ以上の具体的取組プランを考えてくる、という課題を出しています。期限は6月28日(月)までです。6年生には話しましたが、私としては保護者や家庭・地域の皆さんにもこの取組に関心を持っていただければ、と考えています。ですので、もし6年生から質問や相談等があったときにはぜひご協力いただきますようお願いします。
なお、この取組については今後も随時お伝えしていきたいと考えていますので、関心を持ってくださった方は、本ホームページの定期的なチェックもどうぞよろしくお願いします。
5月27日の記事でツバメのひながかえったことをお伝えしましたが、それから約2週間でこんなに大きく育ってくれました。
残念ながら2羽ほどは途中で巣から落ちたりしてしまいましたが、4羽のひながこのようにかわいい頭を並べて、親鳥がエサを運んできてくれるのを待ち構えています。
時には、次の写真のように巣のふちに乗って全身を見せてくれたりもしています。(大きく見えますが親鳥ではありません)
こんな様子を見ていると、このひなたちが飛び方を覚えてここを巣立っていく日もそう遠い先のことではないように思えます。うれしくはありますが、少し寂しい気もしているところです。
4年生の総合的な学習の時間では、大浜町でほぼ10年おきに行われている『年紀祭』という行事について調べる地域学習に取り組んでいます。
先週の木曜日(6月3日)には、「大浜町の歴史と文化を伝承する会」の会長である戸嵜さんにご来校いただき、大浜町の歴史の概略と『年紀祭』の詳しい内容等について説明していただきました。その昔、水運業で栄えていた大浜町のことを理解させるために米俵の実物を置き、パワーポイントでのプレゼンテーションだけでなく、『年紀祭』のポスターや、新型コロナウイルス感染症の影響で5年先に延期となった「令和2年度『年紀祭』」のパンフレット等を使い、4年生の児童に分かりやすように工夫しながら話してくださいました。
今後は、校区に残る『年紀祭』に関連した場所や記念碑等を実際に見たり調べたりしながら、大浜町の歴史や『年紀祭』についてさらに理解を深めていく予定です。
この学習を通して、4年生の子供たちが自分のふるさとである大浜町をもっとよく知り、大浜町に誇りを持って大切にしていこうとする気持ちを高めていってくれることを願っています。
先週の月曜日(5月24日)から始まった今年度前期の教育実習も、早いもので今日が最終日となりました。2週間の実習期間中、本校職員の授業の参観や指導講話の受講、そして、受け入れ学級での教科等の授業や給食指導、朝・帰りの学活の運営等、盛りだくさんの実習課題に意欲的に取り組んでいただきました。休み時間には、受け入れ学級の児童だけでなくいろんな学年の子供たちと遊んだり話したりしながら笑顔で接していただき、子供たちにとってもうれしい時間になったことと思います。
また、昨日は大学の担当教官もご覧になる中、実習仕上げの研究授業として5年生の音楽の授業に取り組まれました。終始落ち着いた態度で授業を進められ、子供たちも楽しそうに楽器を演奏したり意欲的に発表したりと、とてもいい雰囲気の授業が行われていました。
本日の給食時に放送で実施した児童へのあいさつでは、子供たちへの感謝とともに教職をめざすことへの決意を述べておられました。こちらも、近い将来同じ教員としてお会いできることを楽しみにしています。今後は、県教員採用試験に向けた準備に全力を注いでほしいと思います。また、機会がありましたら、いつでも大浜小学校に足を運んでいただきたいと思います。
2週間の教育実習、大変お疲れ様でした。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者
校長 有馬 明美
運用担当者
教諭 田中 邦章