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2024年1月の記事一覧

学校生活の様子(1月第5週)

2月2日(金) 音楽の素晴らしさ

菊陽町の「演奏家派遣アウトリーチ事業」として、ピアニストの山本亜矢子さんをお迎えし、6年生にピアノの演奏を聞かせていただきました。シューマンの「トロイメライ」やショパンの「ノクターン」など5曲を演奏され、子どもたちもしっかりと耳を傾けている様子が伝わってきました。演奏だけでなく、ピアノの音が響く仕組みを、特別な模型やオルゴールを使いながら分かりやすく説明していただきました。ピアノ全体から音が響いていることを、子どもたちも体感することが出来ました。
美しい音楽に触れると、私たちの心も豊かで、穏やかになることを感じます。子どもたちが美しいものや言葉により多く触れ、さらに心を豊かにしていってくれることを願っています。
  

2月1日(木) にんじんの収穫祭

地域の方のから教えていただき、3年生が町の特産物であるにんじんを育てていたことは、以前このブログの中でも紹介しました。水やりや草取りを頑張っていましたが、先週収穫しました。収穫の様子を見ることが出来ませんでしたが、たくさんのにんじんを収穫することが出来ました。
本日は、地域のボランティアの方々の協力の下、収穫したにんじんを調理して食べながら、その喜びを共有し合う「収穫祭」が行われました。「にんじんスティック」と「にんじんシリシリ」を作り、みんなで味わいました。子どもたちは、グループごとに収穫したにんじんを包丁で切っていきました。ケガをしないかと心配してみていましたが、ボランティアの方々のサポートのおかげで、無事に調理することができ、美味しそうなにんじん料理が出来上がりました。
にんじん収穫祭では、協力していただいた方々にお礼の手紙を渡したり、歌をプレゼントしたりして、楽しい時間を過ごしていました。先日、ミシンの使い方を教えていただいているボランティアの方々について紹介しましたが、大変お忙しい中に子どもたちの学習をサポートしていただき、本当に有り難く思っています。地域とともにある学校づくりを、これからも進めていきたいと思います。
  

1月30日(火) なつかしさに誘われて・・・

授業中に校内を回っていると、「ずいずいずっころばし ごまみそずい」という音が聞こえてきました。その音に誘われて窓から音楽室の中をのぞくと、2年生の子どもたちが楽しそうに歌っている様子が見えました。「ずいずいずっころばし」は、古くから日本に伝わる童謡で、遊び歌として知られています。小学校低学年の頃は、手で小さな輪を作り、そこに指を入れながらよく遊んだものです。ルールが難しい遊びではないのですが、何だか楽しく遊んでいた思い出があります。だからこそ、あのフレーズを聴くと、今でもわくわくしてしまう自分がいます。しかし、今の子どもたちにとっては、あまり馴染みがないのかもしれません。音楽の先生が、電子黒板を使いながら遊び方の説明をしていました。その後、グループを使って楽しんだようです。
今の子どもたちの遊びといえば、ゲームなどが中心なのかもしれません。しかし、時には昔ながらの遊びに親しむこともいいかもしれませんね。

1月29日(月) 大変ありがたいです!

5年生の家庭科で、ミシンを使ってエプロンを作っています。ミシンの使い方を教えるのはなかなか難しいのですが、大変ありがたいことに、地域の方が学習ボランティアとして教えに来ていただいています。先週は6人、本日も昼食を挟んで5人のボランティアの方々に来ていただき、子どもたちをサポートしていただきました。以前、5年生担任の時にミシンの使い方を教えたときは、子どもたちがミシンの不調を訴えに来て、その対応だけで時間が過ぎてしまっていたように思います。おかげでミシンを修理することは上手くなりましたが、きちんと教えることが出来なかったことを、今更ながら反省しています。ボランティアの方々に丁寧に教えていただきながら、子どもたちの技術も向上することと思います。地域の方々が、様々な面で本校の教育活動にお力添えいただいていることは、本当に有り難いことです。いつもありがとうございます。

学校生活の様子(1月第3週)

1月19日(金) 自分事として考える取組

校内を回っていると、ある学年の廊下の掲示物に目がとまりました。そこには、「石川県の地震を受けて、今の自分に出来ること。無関心にならず、自分事にしよう。」と表題が書かれてありました。また、その下に、子どもたち一人ひとりが、今の自分に出来ることを短冊に書いたものを掲示してありました。さらに、今回の地震関連の新聞記事の切り抜きも貼られていました。
石川県能登地方で起こった地震から、今日で19日が経ちます。多くの方々が被害に遭われ、避難所での生活を余儀なくされている方々も多数おられます。平成28年に起こった熊本地震の時のことを思い返しながら、今の私たちに何が出来るだろうかと考える日々です。そのような中で、子どもたちとともに、被災された方々を思い、自分事として考える取組が行われていることに、とても感謝の気持ちがこみ上げてきました。
子どもたちの短冊には、被災された方々のために募金することやニュースを見ること、避難場所を確認すること、非常食や水、ラジオ等を準備するといった備えに関することなど、自分事として幅広く考えていることが伝わってきました。この実践が学校に広まることで、「自分を大切にするとともに、他の人たちを大切にする」子どもたちが育っていくと考えています。このような取組を、今後も一つ一つ大切にしていきたいと思います。

1月18日(木) 早く咲いてね

校内を回っていると、1年生教室外で子どもたちの声がします。「何の授業だろう?」と足を運んでみると、子どもたちが自分の鉢にチューリップの球根を埋めていました。そういう子どもたちの姿を見てしまうと、つい手を出してしまうクセが出てしまい、気がつけば土を入れる作業を手伝っていました。「校長先生、もう少し土を入れてください。」という1年生のお願いに、「はいはい、鉢を持ってきてごらん。」と応えていました。1年生の中には、チューリップを育てることが初めての子もいて、丁寧に土をかぶせながら、「早く咲くといいなあ。」と話しながら水やりをしている子もいました。チューリップの球根は、11月ぐらいまでには植えてしまいますので、花が咲くのは少々遅いかもしれませんが、これから子どもたちがしっかりお世話をしていくことでしょう。子どもたちと一緒にチューリップの生長を見守っていきたいと思います。

1月16日(火) 無駄遣いをしていませんか?

子どもたちの学習の様子を見て回っていると、2年生で道徳の授業が行われていました。子どもたちがワークシートに一生懸命書いている様子を見かけたので、しばらく見せてもらいました。教材「お年玉を もらったけれど」を使って、生活の中で気をつけなければならないことについて考え、金銭を大切にし、よく考えて生活しようとする判断力を養うことをねらった授業だったようです。主人公が駄菓子屋でお年玉を使いすぎてしまい、欲しかったサッカーボールが買えなくなって後悔するというお話でしたが、お年玉をもらったばかりの子どもたちにとっては、とてもタイムリーな話題だったようです。お正月にもらったお年玉で好きなものを買った子もいましたが、ある子の「お年玉は、振り込んであります。」という発言に、思わずクスッと笑ってしまいました。貯金をしたということですね。担任の先生が、「お年玉を使いすぎちゃったと思う人はいますか?」という投げかけに、何人かがこっそり手を挙げている様子を見て、本当に正直な子どもたちだと感じました。担任の先生と子どもたちとの言葉のやり取りを聞きながら、心が温かくなる思いがしました。

1月15日(月) サーカスに大興奮!

現在、菊陽町で「ポップサーカス熊本公演」が行われていますが、団員の方々が本校の表敬訪問され、子どもたちと交流を深められました。全校児童の前で様々なパフォーマンスを披露されましたが、その面白さとすごさに、子どもたちも先生方も大興奮でした。子どもたちの中には、団員の方と一緒にパフォーマンスをした子もいました。実際にサーカスを観に行った子もいたようですが、間近での観る演技は一層迫力があり、一人ひとりが思い出に残る時間となったことでしょう。学校を去られるときも、「ありがとうございました。さようなら。」と、大きな声で手を振りながら見送る子どもたちの表情が印象的でした。
本校を笑顔で包み、子どもたちに貴重な機会を与えていただいたサーカスの団員の方々に、心から感謝申し上げます。
  

学校生活の様子(1月第2週)

1月12日(金) 「かっこいいです!」

朝からいつものように、いつもの場所で子どもたちを待っていると、みんな元気に挨拶をしてくれました。中には、ずいぶん遠くから「おはようございます。」と、自分から挨拶をしてくれる子もいて、うれしく感じています。
そんな中、交差点を渡ろうと待っている一人の1年生が目にとまりました。その子に気がついてくれたドライバーの方が、車を止めて渡らせてくれました。交差点を渡った後その男の子は、くるっと向きを変えて、ドライバーの方に頭を下げてお礼の気持ちを表していました。誰から指示されたわけでもなく、自分で感謝の気持ちを伝えている姿を見て、「かっこいい!」と感心しました。私のそばまで歩いてくると、元気な声で「おはようございます。」と言って手を振ってくれました。
後期に子どもたちにお願いしたことの一つに、「気持ちのよいあいさつと『ありがとう』の言葉を伝え合いましょう」があります。まさに、このお願いを実行してくれていましたし、私の方が「ありがとう」と感謝の言葉を伝えたいと思いました。

1月11日(木) 昔の遊びに親しんで

1年生の教室前を通りかかると、楽しそうな声が聞こえてきました。教室をのぞいてみると、コマ回しやだるま落としなどをして楽しんでいる子どもたちの様子が見られました。生活科の時間で、昔ながらの遊びに親しむ時間だったようです。「校長先生、コマ回しをしていました。」と子どもたちが駆け寄ってきました。また、「見ててください。」といって、だるま落としを見せてくれました。少々力が入りすぎて、積んだ積み木が全部吹っ飛んでしまいましたが、担任の先生が「力を入れすぎだよ。もう一回してごらん。」と話されていました。外を見ると、竹とんぼを飛ばして楽しんでいるグループがありました。なかなか高く飛ばなかったようですが、何度も挑戦する姿が見られ、微笑ましく感じました。竹とんぼを飛ばす子どもを見ながら、竹とんぼの作り方を教えてくれた私の父との思い出を振り返っていました。私の小学校時代は、竹とんぼは買うものではなく、自分で作るものでした。なかなか上手く作れなくて、歯がゆい思いをしたこともありましたが、今ではよい思い出です。そのように考えると、昔の遊びというのは、自分たちで試行錯誤しながら作って楽しむものばかりだったように思いますし、そこから学んだことがたくさんありました。今は遊び道具を作るという機会は少ないかと思いますが、遊び方を工夫しながら、多くのことを学んでほしいと思い、子どもたちを励ましていました。

1月10日(水) 台湾の小学校との交流

昨年度末につながりが出来た台湾の興達(こうたつ)小の子どもたちと本校の5年生が、オンラインで交流を行いました。昨年の秋ごろから、再度交流を行いたいという連絡が何度も来るようになりました。また、12月には、クリスマスプレゼントも届きました。本校からも、子どもたちがメッセージカードを作って送ったりして、親睦を深めてきました。
オンライン交流会では、クイズを出し合ったり、互いの地域の紹介をしたりして楽しい時間を過ごしました。興達小の子どもたちは、スポーツイベントについて紹介してくれました。本校の子どもたちは、阿蘇や天草、そしてくまモンを英語で紹介しました。また、歌をプレゼントしたりもして、さらに交流を深めることが出来ました。
画面上での交流でしたが、このような他国の友だちとの交流はとても大切だと感じましたし、これからもこのつながりを大切にしていきたいと思いました。
  

1月9日(火) 後期後半がスタート!

冬休みも昨日で終わり、本日から令和5年度(2023年度)の後期後半がスタートしました。気温1℃と寒い朝でしたが、子どもたちはいつものように登校してくれました。いつもの場所で子どもたちを待っていると、「おはようございます。あけましておめでとうございます。」と元気に挨拶してくれる子が何人もいて、私が元気をもらいました。中には、「校長先生、まだ眠いです。」と話してくる子もいました。年末から年明けにかけて、いつもと違った時間で生活していた子も多いでしょうから、なかなか切り替えができていなかったのかもしれません。
後期後半スタートに当たり、全校集会をオンラインで行いました。全校集荷のはじめに、1月1日に発災した石川県能登地方の大地震でお亡くなりになった方々のご冥福と、いまだ安否が不明な方々の一日も早い救出を祈って、全校で黙祷を捧げました。
画面越しではありましたが、目標をもち、その達成に向けて努力する1年にしてほしいことを話しました。また、後期に子どもたちにお願いした3つの頑張ることを目指していこうと話しました。さらに、みんなの大切な学校を、みんなの力できれいにしていくために協力してほしいと伝えました。
全校集会後に各教室を回っていると、早速個人の目標を短冊状のシートに書いている学年がありました。読ませてもらいましたが、「字を丁寧に書けるようになりたい」「出来ないからといってあきらめないで、何でも挑戦する」「友だちと協力し合う」「ずっと笑顔でいる」「三重とびが出来るようになる」等々、素敵な目標を考えているようでした。
後期後半は、50日ほどしかありません。一日一日を大切に過ごしながら、次の学年に向けて成長していってほしいと願っています。