ブログ

校長室ブログ

学校生活の様子(3月第2週)

3月8日(金) 優しい子どもたちです

朝からいつもの場所で、いつものように子どもたちを待っていると、一人の子が私の所に近付いてきて、「1年生の女の子が登校する途中でこけて、泣いていて動かなくなっています。校長先生、来てくれますか?」と話してくれました。「分かった。今から見に行くね。」と返して向かおうとすると、たくさんの子どもたちに囲まれながら歩いてくる1年生の姿が見えました。その様子を見ていると、高学年の子どもたちが泣いている1年生をなだめながら、またそれぞれ励ましながら、一緒に歩いてきてくれていました。「ケガをしていないですか?」と聞くと、うなずいて答えてくれたので、安心しました。その後も、その1年生の子は高学年の子どもたちに励まされながら学校に向かって歩いて行きました。
私に1年生のこのことを教えてくれた子も、励ましながら一緒に歩いてきてくれた子たちも、思いやりのある優しい子どもたちだと思いました。このように優しい心を持った子どもたちが本校にたくさんいてくれることが、私の自慢です。

3月7日(木) 本年度最後の授業参観でした

本日、本年度最後の授業参観を計画しましたが、たくさんの保護者の方に子どもたちの学習の様子や成果を見ていただき、ありがとうございました。それぞれの学年で工夫を凝らした授業が考えられていましたが、いかがだったでしょうか?1年間の子どもたちの成長を感じていただけたのではないでしょうか。国語や生活科で学んだことを発表したり、算数や図工の学習等を参観していただいたりしました。また、SNSの危険性を保護者の方と考え、正しい使い方を学ぶ学習もありました。6年生は、これまで学んだことをもとにしたクイズ大会の後に、合奏「シング・シング・シング」を披露しました。6年生全員が心を一つにして、保護者の方々に合奏を届けようと頑張る姿に、心から感動しました。次週のお別れ行事の時に、在校生に向けて再度披露することになっているそうです。6年生が一生懸命演奏する姿を見て、在校生のみんなも感動することでしょう。

3月6日(水) まとめの学習 頑張っています

どの学年もまとめの学習を行う時期となり、子どもたちも1年の学習を振り返って復習をしている様子を見かけます。中には、明日の授業参観で1年間の成長を発表しようと練習している学年もあります。校内を回っていると、6年生が算数のまとめをしていました。6年生の算数では、小学校6年間の算数で学んだことの振り返る授業が行われていましたので、しばらく見せてもらいました。復習プリントがたくさん用意されていて、子どもたちが次々にプリントを取って問題に向かっています。それぞれの進み具合は違いますが、低学年や中学年のプリントは簡単に解けるという自信もあるようです。子どもたちの解答をよく見ると、誤答を見つけてしまいました。「これは間違っているよ。」と告げると「えっ、どうしてですか?」と聞いてきます。「問題をよく読んでごらん。求めるのは○○じゃないよ。」と話すと、そこで問われていることに気付き、急いでやり直しをしていました。簡単という思い込みから、問題文をよく読まずに解答してしまうことはよくあります。しかし、学習の中で大切な力は、読む力だと思います。まずはじっくり腰を落ち着けて読み、注意深く考えることもまとめの学習では必要ではないかと思います。

3月5日(火) 新旧交代です

本日、地区児童会が行われました。PTAの地区委員さん方も参加していただき、本年度の登校班の反省や新年度の役員などを話し合いました。1年間、6年生の地区長や副地区長を中心に、登校班の集合時間や通学路の確認、危険な場所や危険な遊び等の確認をしてくれていました。6年生も、あと16日(小学校に登校するのは11日)で卒業を迎えます。みんなのために頑張ってくれた6年生に、心から感謝したいと思います。この地区児童会で、新しい地区長や副地区長、書記の子どもたちが決まりました。話し合いの様子を見て回っていると、新しい役員の子どもたちが「新しく地区長になりました○○です。よろしくお願いします。」という挨拶をしていました。いよいよ新旧交代の時期になりました。6年生の頑張りは、5年生を中心に引き継がれていくことになります。そんな様子を見ながら、卒業式が間近に迫ってきたことを感じた時間でした。

3月4日(月) 子どもたちの観察眼はすごい!

教室を回っていると、「校長先生、髪を切りましたか?」と尋ねてきた子がいました。確かに、卒業式も近いので、週末に散髪に行きました。「よく気付いたね。」と返すと、何人もの子が「私も髪を切ったんですよ。」と教えてくれました。また、ある子は、「校長先生、いつもと違う。マスクの色が白に変わっている。」と話してきて、大変驚きました。「使っていたマスクがなくなったから、新しく買ったんだよ。」と言うと、「前はグレーでしたよね。」と続けてきました。その通りです。色々な種類のマスクが並んでいたのですが、今回は白にしてみようと変えていたのです。
子どもたちの観察眼は、素晴らしいですね。細かな変化もよく気付いていることを、感心しました。子どもたちがしっかり見ていてくれるからこそ、身なりをしっかり整えなければ・・・・と思いました。

学校生活の様子(2月第5週)

3月1日(金) 高学年の人権集会に参加して

4時間目に4年生以上の人権集会が行われましたので、それぞれの学年での学習の成果と発表を聞かせてもらいました。2月の人権旬間で学年に応じた教材の内容を元に、自分たちの友だちに対する見方や考え方、言動等についてしっかり学習できたようです。2月の学習だけでなく、これまでの人権に関わる学習を振り返り、一人ひとりが考えた目標をゼッケンに記し、集会に臨んでいました。学年ごとに教材の内容とその中で学んだことを発表してくれました。「今までは人の気持ちを考えずに行動していた」「いやな思いをしている友だちに気付いてあげられなかった」「いじめや差別を武蔵ヶ丘小からなくしていきたい」といった発表に対して、発表を聞いていた子どもたちからも返しの意見が出されました。時間の関係で手を挙げてくれたすべてのこの意見を聞くことは出来ませんでしたが、勇気を持って発表した子を支え、励まそうという雰囲気が伝わりました。
まとめの中で、思うだけではなく、またゼッケンに書いたことを飾りにせず、自分たちの行動で示すことができる武蔵ヶ丘小の子どもたちであってほしいという願いを伝えました。
 

2月29日(木) 集会委員会の皆さん、ありがとうございました!

本日は集会日課で、児童会の集会委員会が各学級に活気を与えてくれました。パソコン室からオンラインで教室をつないで、1年間の集会活動を振り返ったクイズを考え、紹介してくれました。オンラインで集会活動が行われるときは、私も校長室から映像を見ていますが、本日は委員会からの発表前に熊本県児童文集で優秀賞をいただいた児童の表彰を行いましたので、そのままパソコン室で発表を見せてもらいました。
これまで児童集会の際に各委員会から発表された内容を元に、3択クイズをプレゼンテーションソフトを使って作っていました。集会委員会の一人ひとりが問題を出し、教室の子どもたちが手を挙げる流れでした。正解が発表されると、それぞれの教室から「やったあ!」という歓声が聞こえてきました。今回の発表に対するお返しを求めると、たくさんの学級から手が挙がりました。「クイズがとても楽しかったです。」といった意見が返ってきて、とても心温まる活動となりました。
朝から学校のみんなに笑顔と元気をくれた集会委員会の皆さん、本当にありがとうございました。

2月27日(火) 話したいことがたくさん!!

今週は様々な出張が重なり、子どもたちの学習の様子を見たり、話をする時間が少なくなってしまいます。朝はいつもの場所に立っているので、低学年の子どもたちの中には、「どうして校長先生は現れないのだろう?」と不思議に思っている子もいるかもしれません。(さすがに中・高学年の子は分かっていると思います)給食の時間に各教室を回ることが出来ましたが、1年生や2年生がたくさんお話をしてくれて、大変うれしく思いました。いちご狩りに出かけて、白いいちごを食べさせてもらったことや連休中にお出かけをしたこと、テレビ番組のことなど、一斉に話しかけられるので、聞き取るのもなかなか大変です。色々なことを話しかけてくれる子どもたちに元気をもらい、午後からの出張に出かけました。

学校生活の様子(2月第4週)

2月22日(木) 本年度最後の読み聞かせ

PTAの図書委員会の方々により、朝の読み聞かせ活動が行われてきましたが、本年度最後の読み聞かせが行われました。この読み聞かせは、子どもたちも楽しみにしている取組で、校内を回りながら子どもたちの様子を見て回ってきましたが、いつも集中して聞き入っている子どもたちの姿があります。本日も、事前に各学年の子どもたちに応じた本を選ばれ、ある学級では踊りを交えて、またある学級では2人組になって、お話を聞かせていただきました。1年間、大変お世話になりました。
読み聞かせは、想像力や感性が育ち、さらに語彙が増えるなど、子どもたちの成長に大きなメリットがあると言われています。また、読み聞かせを習慣化すれば、子どもたちの情緒安定にもつながるとも聞きます。保護者の方のボランティアの取組ですが、次年度も継続できればとありがたいと思っています。 
  

2月21日(水) 突然の雷にビックリ!

午前中から大雨が降り、ゴロゴロと雷が鳴る1日でした。子どもたちが登校する時間は小雨が降ったりやんだりで、傘もいらないほどでした。その後、だんだん雲行きが怪しくなり、雨が強くなりました。校長室で作業をしていると、突然大きな雷が鳴り、私もビックリして、思わず声を上げてしまいました。子どもたちも雷を怖がっているのではないかと心配になりました。教室を回った際に、「今日の雷は怖かったね」と子どもたちに話しかけると、低・中学年の子どもたちは、「怖かったです。」という声がたくさん返ってきました。(高学年の子どもたちは、意外に平気そうな顔をしていましたが・・・・)雷雨になると急に気温が下がることがあるので、お腹を冷やさないよう「雷さまがおへそを取りに来る」と言うようになったと聞きます。俗説ではありますが、幼い頃恐がりだった私に、親がこの話をしてくれたことを何となく覚えています。低学年や中学年の子どもたちに、「雷さんにおへそを取られているかもしれないよ。」と話すと、大笑いながら「そんなことないですよー。」と答えてくれました。
2月には珍しい雷雨に驚きました。明日も雨の予報が出ていますが、子どもたちの登校する時間帯には雨が上がっていることを願っています。

2月20日(火) 中学生になるための心構え

本日、武蔵ヶ丘中学校で新1年生と保護者の方を対象とした学校説明会が行われたので、その様子を少しだけ見せてもらいました。6年生の多くが4月から入学する中学校ですが、中学校区の6年生の多さに、大変驚きました。本校の6年生の様子を見ていましたが、中学校の先生の説明にしっかりと耳を傾けていたようでした。少し緊張していた子もいたことでしょう。中学校生活で大切なことの話がありましたが、「基本的な生活習慣を身に付ける」「家庭学習の習慣を身につける」「勤労を尊び、責任ある行動がとれるようになる」「相手の立場を考え、行動できる思いやりのある人になる」といった内容を詳しく話されていました。これらのことは、本校でも大切にしていることであり、小中のつながりの大切さを強く感じました。これからも中学校との連携をさらに深めながら、子どもたちの9年間の成長を見据えた実践を継続していきたいと思います。

2月19日(月) 第3回学校運営協議会

本日、朝から本年度3回目の学校運営協議会を開催し、委員の皆さまから1年間の学校経営に対して、様々な視点からご意見をいただきました。最初に、学校教育目標の実現に向けた取組とそれに対する成果と課題を説明しました。その後、それぞれの学級の授業の様子を参観していただきました。意見交換の中で、本校の先生方の取組や工夫を高く評価したご意見をいただきました。また、子どもたちが落ち着いて学習に望んでいることやICT機器を上手く取り入れた授業づくりがなされていることに感心されていました。次年度の児童数の減少については、そのことをプラスと捉えて、本校にしかできない取組を考えていってはどうかという前向きな意見もいただきました。さらに、全国的なスマートフォンやタブレットの普及により、児童の視力の低下や生活リズムの乱れが心配という声もありました。
本年度、3回学校運営協議会を行いましたが、いずれの会も委員の皆様方から本校の取り組みに対して前向きなご意見をいただき、本校の励みとなりました。今後も引き続き、本校の教育活動に対しましてご理解並びにご支援いただきますよう、よろしくお願いします。

学校生活の様子(2月第3週)

2月16日(金) 「ダンスパーティーに来ますよね」

「今日のダンスパーティーに来ますよね。」5年生の子が、私に声をかけてきました。児童会の運営委員会の子で、委員会で昼休みに計画した「50周年記念ダンスパーティー」へのお誘いでした。子どもたちからのお誘いですし、そもそも面白い企画だと思っていましたので、体育館に足を運んでみました。体育館に行く途中も、「校長先生も踊ってくださいね。」と声をかけられました。みんなで踊る曲は、本年度の運動会で低学年が披露した「ジャンボリミッキー」でした。運営委員会の子が上手に場を盛り上げ、いよいよダンス開始です。曲が始まると、体育館に来た子どもたち、そして先生方も一緒に楽しく踊り出しました。私も一緒に踊ってみましたが、ついて行くのに精一杯でした。5月の運動会の練習を思い出しましたが、改めて何度も踊って練習していた子どもたち、そして先生方はすごいと感じました。2回目はステージで踊る子もいて、とても盛り上がりました。楽しい時間を企画してくれた運営委員会の子どもたちに、感謝しています。次回は、「ソーラン節」だそうです。
  

2月15日(木) 入学式が待ち遠しい

本日、次年度に本校入学予定の新入児と保護者の方々を招いて、「新入児体験入学及び保護者説明会」を行いました。1年生の子どもたちは、体験入学で新入児を歓迎するために、ずいぶん前から準備を進めていました。グループに分かれて、色々な箱を使ったゲームを用意している様子を見ていました。「校長先生、遊んでみてください。」と誘われ、事前にいくつかのゲームで遊ばせてもらっていました。どれも新入児を喜ばせるために、一生懸命に作ったことが伝わりました。
同じ時間に保護者説明会があり、体験入学の方に参加できないため、事前に1年生教室を見に行くと、黒板に絵を描いたり、窓に花飾りをつけたりして準備されていました。子どもたちの手で準備したことを聞き、大変うれしくなりました。きっと来年入学する子どもたちも、喜んでくれたことと思います。そして、本校に入学する日が待ち遠しくなったことでしょう。

2月13日(火) 「靴ならべ」の取組を振り返って

本校では、「一つのことを全校で徹底する」という考えのもと、靴ならべに取り組んできました。取組を始めた当初から、先生方の子どもたちへの意識づけと高学年の協力もあり、靴やスリッパがきれいに並んできました。この取組を始めて、10ヶ月ほどが経ちました。その途中では、意識が続かずに崩れてしまう時もありましたが、子どもたちの中にもずいぶん浸透してきたことがうかがえます。校舎を回りながら、子どもたちの靴箱やトイレのスリッパを見ていますが、本日も低学年の靴箱には、きれいに靴が並べてありました。
「継続は力なり」という言葉があります。「靴ならべ」という小さな取組かもしれませんが、みんなで続けていく大切さを感じているところです。
 

学校生活の様子(2月第2週)

2月9日(金) ボールの音に誘われて

授業中に校舎を回りながら子どもたちの学習の様子を見ていると、体育館からボールがはねる音が聞こえてきました。昔からボールの音が聞こえると、ついつい誘われるように足がその音の方に進んでしまう習慣が身についてしまっています。体育館をのぞくと、5年生がゴール型ゲームのバスケットボールの練習をしているようでした。二人組でパスの練習をしていましたが、ボールが弾みすぎたり、逆に弾まなかったりしているようでしたので、ボールの空気圧を確認したりしてしまいました。その後、ドリブルの練習になりましたが、みんな楽しそうに練習する姿を見て、とてもうれしくなりました。
今後、ゲームを行うことになると思いますが、その時もボールの音と子どもたちの歓声に誘われて、体育館で見ていることでしょう。

2月8日(木) 子どもたちの好みは・・・

給食の時間に教室を回っていると、給食委員会がリクエスト給食の結果を放送していました。本校の給食をみんな美味しく食べているので、どんな給食が好みなのだろうと興味をもって聞いていました。「大きなおかず部門」の人気は、シチューでした。2位が「カレー」で、3位が「カレーうどん」というところが子どもたちらしいと感じました。「ごはん・パン」部門の1位は、「きなこ揚げパン」でした。これは、どの学校でも人気ではないでしょうか。少々驚いたので「小さいおかず」部門です。1位は、「サラダで元気」でした。サラダが1位になるとは、素晴らしいと思いました。2位は「唐揚げ」でしたが、3位は「ゴーヤチップス」でした。ゴーヤを苦手に感じる子も少なくないと思います。ゴーヤを使った料理が上位に来るのも、給食の先生方が工夫して調理してくださっているおかげだと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
給食委員会からの終わりの言葉は、「ご飯を残さず食べることでSDGsにもつながります。ご飯は残さず食べましょうね。」でした。素敵なメッセージですね。

2月7日(水) 「思いやり」について考えよう

本校では、毎週水曜日の朝の時間に「みらいっ子タイム」を設定し、社会で人と人とが関わりながら生きていくために欠かせないスキルを身につける取組を全学年で行っています。本日のテーマは、「『思いやり』について考えよう」でした。一枚のしょんぼりしている子の絵を提示して、この子がどうして元気がないのかを想像し、どんな言葉をかけた方がよいかを考える内容でした。「誰かとけんかしちゃったのかな?」「何か心配事があるのかなあ?」「どこか体の調子が悪いのかなあ?」など、相手の立場に立って想像し、自分の言動を考える取組でした。
色々な実践を参考としながら始めた取組ですが、「自分を大切にするとともに友だちを大切にする」という気持ちを高めていく大切な時間と考えています。職員みんなでこの取組について学びながら、これからも続けていきたいと思います。