日誌

薬物乱用防止教室

 

 

 7月15日(木)の5校時に、5・6年生を対象にした薬物乱用防止教室を行いました。

 講師は学校薬剤師さんと崇城大学から実習に来られている薬学部5年生のお二人です。

 教室での準備の時から子どもたちは白衣姿の先生方に興味津々でした!!

 まず、薬剤師さんからは「危険ドラッグ、アルコール、たばこ」についてわかりやすく説明していただきまし

た。「ゲートウェィドラッグ」とは、子どもたちの身近にあるお酒やたばこです。それぞれの危険性を知ること

で正しい知識と判断できる力を身につけてほしいと思います。

 途中、エタノールパッチテストの実験を行いました。方法は次のとおりです。

①腕に絆創膏を貼る。

②エタノール(消毒用アルコール)を絆創膏にたらす。

③7分待って、絆創膏を剥がす。(判定①)

④絆創膏を剥がした腕をそのままに放置して色が変わるか確認する。(判定②)

→判定①で赤くなった人

→判定②で赤くなった人

→何も変わらなかった人

 結果は判定①で皮膚が赤くなった人は体の中にある酵素(頭痛や吐き気等の悪酔いを分解する物質)が少ない

人、何も変わらなかった人は酵素がたくさんある人ということでした。個人差はありますが、実験の結果をみて

喜んだり(?)悲しんだり(?)複雑な心境だったようです。

 実習生の2人には、「お酒や薬物を勧められたらどう断るか」について、学校の先輩や親戚の人に勧められる場面を演じていただき、毅然とした態度で断る勇気を持つことの大切さを学ぶことができました。

 二つ目の実験では、シンナーに発泡スチロールを入れ、溶ける様子を観察しました。発泡スチロールを自分の骨に例えて、シンナーを使用していると同じように骨が溶けてくることを体感できました。

 また、「違法薬物は1回でも使用すると、やめれなくなる。元には戻ることはできない。」ということを実験を通して知ることができたと思います。

 来週から夏休みが始まります。薬剤師の先生方にお話ししてもらったことを忘れないで、夏休みを過ごしてほ

しいと思います。