日誌

読み聞かせ「風の電話」

 

 

 

 

 

 

今年度最後のお話会がありました。

読み聞かせ「おひさま」の会の皆様には、一年間、季節やその時々の行事に合わせたお話をたくさんしていただき、感動をたくさんいただきました。

そして、子どもたちは、会話文の読み方やト書きの読み方など、声の強弱、速さ、声色など、表現力もたくさん学ばせていただきました。

最後の読み聞かせは、3月11日の東日本大震災の時のことをイメージして作られた「風の電話」という絵本でした。

山の上にある一つの電話。

亡くなった方にもメッセージが届くと言われている電話。

様々な家庭環境にいて、話したい相手や伝えたいことがある動物たちが、かわるがわる訪れる電話。

大切な人を亡くした経験がある人は、涙なくしては聞けないお話です。

「あの時、こう伝えておけばよかった」

「あの時、気持ちを聞いておけばよかった」

「あの人だったら、こんな時、どうするだろう・・・相談にのってほしい」

私も、こんな電話があったら、話したい人や話したいことがたくさんあります。

大切な人を思い出し、伝えたいことは日頃から相手にしっかり伝えておこうと改めて思ったお話でした。