日誌

花の知恵

花を観察していると、生き残るためのいろいろな知恵に気づきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、プール横に咲いていた「けし」の花。

花の中央をよく見ると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

器のようなふくらんだものが育っています。

しばらく観察してみると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花びらが落ちた後、その器みたいな物だけが残り、だんだ大きくなってきました。

しばらくたつと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その器の上の方に、「まど」ができました。

拡大すると・・・こんな感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり、「けし」の花は、タネを育てるために密閉された丈夫な「器」を作り、その中で、しっかりタネを熟成します。

密閉しているので、害虫にやられたり、風で飛ばされたりすることもありません。

そして、タネが熟成し、準備ができたら・・・

タネの出口となる「まど」を開け、

茎を長くのばし、

風に吹かれて揺れることで「タネ」を遠くまでばらまくのです。

「けし」の花の生き残るための知恵。

すごいなぁ。

子どもたちにも、観察を通して、いろいろな知恵や工夫に気づいてほしいです。