学校の概要

1 校区の概要等

ア 位置・地勢
 本校区は、熊本市より北に30km熊本県の北端に位置している。北部から東部にかけて、八方ケ岳、三国山、国見山など標高1,000m級の山々が連なり、これらの山岳地帯に源を発する内田川、木野川などの清流が山間の耕地を潤しており、自然と太陽に恵まれた純朴な土地柄である。北東の一部は福岡県・大分県と境を接し、面積の約3分の2を林野が占める山間の町で、豊かな緑と清流と史跡に恵まれている。

イ 産業・文化・歴史
  産業としては、水稲を中心として、畜産、野菜、栗、椎茸、竹の子、茶、イチゴ、メロンなどの複合経営による農業が営まれ、兼業農家が増えている。近年、校区内の第1次産業従事者は就業者全体の4割程度となり、2次、3次産業へ移行する傾向にある。町おこしの一環として、地域の特性を活かした薬草づくり、押し花づくり等、豊かな自然を生かした魅力的な観光への取組がなされている。校区内には、歴史公園鞠智城・温故創生館、体験交流施設あんずの丘を有しており、休日、祝日には県内外から多くの観光客が訪れている。
 また、校区内には昭和15年には国の天然記念物に、昭和27年には国の特別天然記念物に指定された樹齢1000年と推定される古木・アイラトビカズラが自生しており、開花時期の4月下旬から5月上旬かけて鑑賞に訪れる人が多い。
 
ウ 生活環境と校区民の教育に対する関心
 新山鹿市発足以前の、平成5・6年度には、文部省指定道徳教育推進市町村として、「わが町は美しく、心豊かに」のテーマのもとに、心豊かな子どもを育てる道徳実践運動(あいさつ運動・花いっぱい運動・ボランティア活動)を推進し、この運動は今日も継承されている。平成16年度からは、「地域の子は地域で育てる」という理念のもと、地域の有志を中心にボランティア団体「虹の会」等が組織され、小中学校と連携しながら活発な活動を展開中である。
 保護者や地域住民は教育熱心で、郷土愛が強く、学校教育に対する期待も高い。統合前の3小学校(内田小学校、六郷小学校、城北小学校)では、それぞれの教育活動に対して、保護者・地域住民ともに大変協力的であった。

エ 学校の沿革.pdf