1月20日(金)

今日の給食のメニューは、ワカメご飯、イワシのかりかりフライ、太平燕、ひじきサラダです。

 

<食育の日:熊本>

今日は食育の日で、熊本の郷土料理「太平燕(たいぴーえん)」をメニューに加えました。この太平燕は熊本の中華料理店や家庭でも定番の一品で、春雨をメインに、炒めた野菜や豚肉、エビ、たけのこ、かまぼこ、しいたけなどを入れた具沢山の中華風春雨スープのことで、その上にはゆで卵を揚げたものがのっているのが特徴です。中国福建省福州の家庭で盆や正月、その他の祝い事など特別な日に食べるスープ料理がルーツとされています。明治時代後期、福建省から長崎、熊本にわたってきた華僑が伝えたといわれていますが、中国の高級食材の燕の巣の代わりに揚げたゆで卵(表面にしわがでた様が、燕の巣のイメージ)を、フカヒレの代わりに春雨を使って作ったスープが始まりという説があります。福州(現在の福建省都)ではこの卵を太平卵(タイピーノン)と呼び、それを食べられると安泰に暮らせると伝えられていて、縁起のよい料理とも言えます。(出典:農林水産省 HP「うちの郷土料理」)