11月16日(水)

今日の給食のメニューは、麦ご飯、巣ごもり玉子、つぼん汁、ひじきの油炒めです。

 

〈つぼん汁:人吉球磨地方の郷土料理〉

毎月19日は食育の日ですが、今日は一足早い食育の日メニューです。人吉球磨地方では、昔からお正月やお祭り・祝い事・親戚の寄り合いなどの行事が行なわれるときは、会席膳を出してい ます。その時に使われるお椀には、浅いものや深いものがあり、その中で一番深い椀に汁物をよそ いました。その椀のことをつぼといい、つぼに入っている汁ということで、つぼの汁と呼ばれるようになり、それが変化して「つぼん汁」となりました。地鶏でだしをとり、野菜やとうふ・こんにゃくを入れて作っていたため、各家庭によって味が少しずつ違ってい ます。お祝い料理なので、具の種類は奇数(7か9)で、焼きとうふ・油揚げ・厚揚げのうち必ずひとつを入れ ます。だしは、地鶏だけでなく、煮干しや焼きエビでとることもあります。(出典:全国学校栄養士協議会)

 

<秋の深まり>

今日午前中に、空から鳴き声が聞こえたので見上げるとナベヅルの軍団がVの字になって飛んでいました。天草ではこの時期よく見る光景です。越冬のために鹿児島県出水市に渡っていく途中なのでしょう。しかし、今回はちょっと変だったのは、天草から出水市は東の方向なのに、西の方向に飛んだり南の方向に飛んだりしてどうやら空路に迷っているように見えました。無事に出水市に着いてくれればいいんですけどね。

学校周辺の景色も秋の深まりを感じさせる物がたくさんあるので写真で紹介します。

右下の写真はヤマイモ(自然薯)です。雌雄異株のヤマイモは、雄雌両株に「むかご」が形成されます。むかごは種ではなく、茎が肥大化して形成されたものなので雌雄両株にできるそうです。花序のつかない葉のわきに、かわってむかごができるそうです。このむかご、ネット通販もされており、都市部では高級食材として扱われ、料亭で出されたりするそうです。

ところで、右上の写真をよく見てみるとめずらしいものが映り込んでいましたので、拡大して紹介します。それがこちら

そうです。ちょうどメジロの食事中だったようです。