10月18日
今日は、23日(土)が学習発表会のため、振替休業日です。
〈ワルナスビ(悪茄子)ではない?〉
10月12日に紹介した野菜畑の巨大なナスについてよく調べてみると、「悪ナスビ」ではなくてどうも「セイバンナス(西播茄子)」のようです。スズメの卵ほどの小さな実をつけることから和名はスズメナスで英語ではTurkey berry(ターキーベリー)です。このセイバンナスはナス科の常緑樹で、樹高は2~3m程度ですが、5mにもなることがあるそうです。
ナスは連作障害がでやすいため、市販されている苗は接ぎ木されているものが多く、その台木は丈夫な種類のナスが使われます。もちろん「悪ナスビ」もそのうちの一つですが、他にも数種類あり、そのうちの一つが「セイバンナス」です。台木の方が勝ってしまったり、接ぎ木されないまま市販されることがあったりして育つこともまれにあるそうです。タイ名は「マクアプアン」で、料理ではタイカレー(グリーンカレー)の原料として使われていたり、ジャマイカ料理やラオス料理にも使われています。原産地は熱帯アメリカで、ベータカロテン、ビタミンAが豊富で食べ続けていると近視が改善すると言われています。また、鉄分も豊富で、貧血予防にも効果があるとのことです。さらにサポニン、フラボノイド、トルボシド、アルカロイド、タンニンなどの多くの抗酸化物質も含まれており、抗ガン作用、糖尿病予防、消化機能・下痢の改善。心臓血管の病気や発作予防、鎮痛作用、抗腫瘍、痛風予防、風邪・インフルエンザ予防、痰・粘液の改善、肝臓の病気を予防・改善、生理不順改善、腸内細菌増殖の抑制の効能があるそうです。だとしたらこれはスーパーフルーツならぬスーパーベジタブルではないですか!? 果実は直形2~3cmぐらいで黄色く熟し、甘くて食べられるそうです。しばらく育ててみたいと思いますが、「他の植物を駆逐してしまうほど生命力が強い。」とのことなので迷うところです。(出典:durian hunter HP)