校区の概要
 明治時代後半から始まった石炭産業の発展により、本校区も一時期は荒尾市の中心地として活気にあふれていた。
 ところが昭和30年代後半から国のエネルギー転換政策が進み、特に平成9年3月の炭鉱閉山以降は、
石炭景気に湧いた頃の活気は見られないようになっていった。
 しかし、本校区の近くにある万田坑が、一昨年7月に世界文化遺産として登録され、市全体の宝となり、観光客を始め、
多くの人びとが見学に
訪れるようになり、活気がよみがえってきている。
 本校も市当局と連携して、児童が
子どもガイドとして参加している。
 校区は国道208号線をはさんで東側が住宅地域、西側が住宅地域及び商業地域となっている。土砂崩れ等の危険箇所は少ないものの、
有明海に隣接している地域があ
り、津波をはじめとした自然災害には、日頃から細心の注意が必要な地形である。
 また、国道を通行する自動車やバイク、JR電車等の交通量も多く、日常の交通安全指導の徹底、注意喚起が必要である。
 さらには、不審者対策にも注意をはらう必要がある箇所もある。
 人的資源としては、昨年、生誕100周年をむかえ、「天才少女詩人」と呼ばれた海達公子をはじめ、
多くのすばらしい先人が活躍してきた歴史と伝統を誇る校区でも
ある。
 地域社会の学校教育に対する関心と期待は高く、学校の活動に大変協力的な地域であり、二地区の地域連絡協議会を中心に
登下校の安全確保、学習ボランティアをはじめとした学校応援団づくりにも積極的に関わっていただいている。
 保護者の学校教育への関心は、学校評価アンケートからも高まって来ており、確かな学力の育成、豊かな心の育成、
健康・体力の向上を目指す学校づくりへの支援体制
が整ってきている。