2020年9月11日(金)New York
2001年9月11日、ニューヨークのワールド・トレード・センターのツインタワーに飛行機が激突しました。最初は映画かな、と思いました。同時多発テロでした。その8年前、私はずっと憧れ続けていた国連本部を見学するためにニューヨークを訪れました。ツインタワーも見上げました。
国連本部の敷地内に「日本の平和の鐘」があります。1954年6月に、日本国際連合協会から国連本部に寄贈されました。毎年2回、春分の日と、国際平和デーを祝し、この鐘を鳴らすのが伝統になりました。9月21日の国際平和デーに際しては、例年、国連事務総長が、国連幹部、各国常任代表等の出席の下、世界平和を祈念して鐘打式を実施しています。
1994年、日本の鐘の40周年を記念して特別の式典が行われました。その際、ブトロス=ガーリ国連事務総長は次のように述べました。「日本の平和の鐘は鳴るたびに、明確なメッセージを送ってきました。平和は尊いというメッセージをすべての人々に送り続けているのです。平和を願うのにこれで十分ということはありません。平和には努力が必要です。それも長く、つらく、困難な努力です。」
平和な未来を創る子どもたちが育っています。