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【東西潤徳小コラボ】閉校間近の本校に転校生がやってきた! その5

 4時間目は、4年生の算数科授業に参加しました。複式授業ですので3年生も同じ教室で違う内容を行います。「複式授業ってどんな感じなのか」をHくんに味わってもらうのも今回の「ねらい」です。

 導入は3・4年合同で、モニターを見ながら「モニターに表示されたかけ算九九の積を瞬時に言う」という活動を実施しました。次々に問題が変わるので、九九を思い出しているヒマはありません。無意識のうちに答を出すレベルが要求されます。

 

 このあとは、3・4年に分かれての活動に移ります。お互いに背中合わせの状態になります。違う内容を同じ時間で同時並行で実施するわけですから、担任は、毎時間メリハリをつけながら学習内容を計画します。「片方を指導しているときは、もう片方は演習問題をする」というのが一番多いパターンになります。

 3年生は、3ケタと2ケタの積の筆算の演習が本時の内容です。4年生は、日野との深度の違いも予想されるので「総合問題 4を4つと演算記号等を使って計算結果が0~9になるようにする」を行いました。

 

 3年生が教科書の問題を解き始めました。Hくんのご家族の方も興味津々と参観されています。

 

 4年生のようす 

  しばらくすると、Hくんが答が「1」になる式を思いついたので、前に出て書いています。

 

 3年生は、指示された問題を解き、解答まで終えたので、ワークに移ろうとしていました。そこで、いきなり校長が授業に介入します。

 校長「ドリルばかりでは退屈でしょう?そこで校長先生が少々いじわるな問題を出したいと思いますが、やりたいですか?」

 児童1・2「(手を挙げて)ハイ、ハイ、やります!」 

 児童3・4  静 観 ・・・でも拒否してるようには見えませんでした

 校長は「沈黙は承認なり」と勝手に解釈し、先に進めていきます笑笑 こういう強引さも時には必要です。

 校長「では、問題を出します」

  この問題のねらいは、「競争」要素を入れてゲーム的に楽しみながら解くこと、与えられた問題を解くだけでなく時には自ら作った問題を解いてみる経験をさせる、さらにその作業を通してドリルも行う・・・という一石二鳥、いや三鳥・四鳥をねらった問題です。

 

 4年生をみていた渡邊Tは、3年生の見取りもしなければなりません。児童のノートを見ながら助言しているところです。

 

 一番小さい積をつくった人がチャンピオンです。この日のチャンピオンは、2人でした!

  ※雑な板書でゴメンナサイ・・・(;。;)

 

 

 4年生の課題も解決できたようです。Hくんも3つ前に出て書いていたようでした。環境の違う場所で実力を発揮する大活躍ぶりをみせてくれました!