今日の文政小

水俣病学習がありました(5年生)

9月10日金曜日

〇水俣病学習がありました(5年生)

 5年生は、総合的な学習で水俣病学習をしています。

 3,4時間目に、水俣市の共同作業所「ほっとはうす」さんとZoomでつなぎ、オンライン交流学習をしました。

【5年1組教室】

 「ほっとはうす」とは、胎児性水俣病の患者さんが通う共同作業所です。水俣市内にあります。代表の方と、3名の患者さんが話をしてくださいました。

 

【5年2組教室】

=学習内容= ~「水俣病から宝物を伝えるプログラム」~

①代表の方のお話(水俣病やほっとはうすのことなど)

②胎児性患者さんの話(自己紹介)

③患者さんの語り(水俣病とご自身のこと)

④エコバッグつくり

⑤子供たちの質問

⑥まとめ(♪『うみの歌』) 

 

【患者さんの話を聞く子どもたち】

 患者さんは、小さい頃や心に残る思い出の写真を見せながら、話をしてくださいました。

 

【ノートにメモ】

  患者さんのお話を聞いて、学んだことをしっかりとメモしました。

 

◆5年生「好きな食べ物は何ですか?」

〇患者さん「焼き肉です。」「刺身です。」

◆5年生「今の水俣の海はどんなですか?」

〇患者さん「とても綺麗でエコパークになっています。でも、埋め立てた水銀が流れ出さないか心配です…。これからみんなが考えていかなければいけない問題です。」

◆5年生「どんな水俣をつくっていきたいですか?」

〇患者さん「平和でいい水俣。」「バリアフリーが充実した水俣。」

 

★エコバッグつくり★

【エコバッグ完成!!】

 エコバッグの材料は、患者さんが準備してくださったものです。

 子供たちが簡単に組み立てられるように工夫されていました。

 チラシや新聞紙が、立派なエコバッグに変身しました!

【小物入れにぴったり!】

 完成した形が良くなるように、印刷の向きが計算されていました!

 すてきなエコバッグ!

 

【学習のまとめ】

 希望、未来、水俣…。

 『うみの歌』をみんなで歌いました。

 小さな声で、心をこめて歌いました。

♪海は きれいだ とても きれいだ~

 海は 私たちの 大切な たからもの~

 

【交流学習、終了。ありがとうございました!】

 コロナ禍で、患者さんとお会いすることはできませんでしたが、質問をしたり、答えてもらったり、双方向で充実した交流学習ができました。

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授業後、子供たちのつぶやきが聞こえてきました…

 喜ぶ・デレ「いっしょに将棋をしてみたかったな。」

にっこり「ミニカーを見せてもらいたいなあ。」「ぼくも!」

期待・ワクワク「焼き肉や刺身が好きって、なんだか私たちとおんなじだね。」

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 5年生の心が、水俣病の患者さんとぐっと縮まった感じがしました。

 

★胎児性水俣病の患者さんと会う(画面越しに)ことで、多くの発見ができました。子供たち一人一人が、水俣病学習の中にある「宝物」にも気づくことができたようでした。

★「ほっとはうす」のみなさん、熊本県教育委員会の担当の方々、貴重な学習の場を設けていただき、ありがとうございました!