校長室だより

「習慣化」への道のり

 「生きる力を育む歯・口の健康づくり」研究推進校として、姫戸小が子ども達全員に習慣化・定着を促したい内容は、次の4つです(現時点で)。

1 効果的な 歯みがき歯科医と連携したデンタルメンテナンス
2 幼少期から バランスを意識した食生活意識して30回咀嚼(そしゃく)
3 夢の選択を拡げる 語彙力(漢字・音トレ)計算力 の定着
4 豊かな人間関係の基礎を築く 挨拶のこだま(こちらから、誰にでも、真心込めて)「ありがとう」「ごめんなさい」 の定着

 子どもを輪の中心に据えて、子どもの健全な成長を願いながら、学校と保護者、地域が強く連携しながら、同じ言葉で、同じ手法で、同じ目標に向かってアプローチしていくのが最善の方法であると考えます。
 そこで、習慣化・定着に向けて、次のような4つのステップを計画しています。

① 簡単目標! 「これなら続けられる」という目標を立てる

 まずは、少しの努力で達成できる目標を立てる。「さっと達成」→「自分を誉める」「人から誉められる」→「喜び(*^_^*)」→「もっとレベルをあげてやってみよう!」「続けよう!」というスパイラルが大切。最初は、1日10分程度でできる目標だと無理がなくてオススメ!

②「続ける」が一番! 「やり続けている自分」を誉める、誉めてもらう

 結果ではなく、「続けること」自体を目標にする。目標や結果にばかり意識がいくと、そこに近づいている感覚がなかなか得られず習慣化に挫折してしまう。「今日もできた!」という毎日の小さな成功体験を重ねて継続のモチベーションを高める。続けられた自分を誉めてあげる。

③ セットで習慣化! 別の習慣にくっつける

 すでに習慣化していることに、くっつけてやることで続けやすくなる。習慣化済みの行動に別の行動をかけあわせることで、行動を起こすタイミングとシチュエーションを一定にする。取り掛かるタイミングを同じにすることだけでも、習慣化の難易度が下がる。

④ いっしょに習慣化! 誰かと「いっしょに」、「競い合って」取り組む

 一緒にできる仲間がいるなら、一緒にやりましょう。これが一番のおすすめ。一人で行動するよりも誰かと行動する方が、挫けそうなとき、仲間の「やる気」「頑張り」が自分を引っ張ってくれる。

 このようなステップに従って、一人一人の「習慣化」を促進してまいります。
先述したように、これらの「習慣化」は、学校、家庭、地域が同じベクトルで進めることが肝要です。進めていくなかで様々な改善点やアイデアが、三者それぞれから提案されるようになると、更に精度が増し、効果的なアプローチが可能になります。研究の経過については、成果や課題も合わせて学校(学級)便りやHPをはじめ、授業参観や学級懇談会等で積極的に情報発信してまいります。 校長室にも気軽においでいただき、ご意見をお聞かせくださいm(_ _)m。
 この研究が、子ども達の輝く未来につながる「心豊かに生きる人生づくり」の、一つのきっかけになればと願います。どうぞよろしくお願いいたします。