学校の概要
 本校区は、熊本県及び水俣市の最南端にあたり、鹿児島県との県境に位置している。
 九州新幹線、おれんじ鉄道及び国道3号線が南北に走り、北は水俣市街地に通じ、南は鹿児島県出水市に接している。東部は矢筈岳(687.3メートル)を望む低い山と丘陵地が広がり、西部は不知火海に面し、遠くに天草の御所浦島や長島諸島、近くに恋路島を望む。また、リアス式の海岸には袋湾と茂道湾を抱き、風光明媚なところである。学校の北東には、豊年(冷水)灌漑保安林がある。スダジイ群落の森林の中には水量豊富な湧水地があり、昔から灌漑用水や飲料水として利用され、神聖な森として大事にされてきた。
 また、袋海岸の白戸や小茂道の海岸は植物が特に豊富で、キンセンニチソウ、ハマナツメ、ヒメハシゴシダ、キキョウランや幻の植物となった茂道松やヒゴセンニチソウなど、植物生態のなかでも興味を持たれているところである。
 伝統芸能として、天正12年(1584年)、若き武将が袋湾から船出した折に村人達がその門出を祝い、武運を祈ったことから始まったとされる勇壮な袋の棒踊りがあり、保育園児、袋中学校生徒が継承し、毎年、体育大会等で披露している。



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