球磨村立渡小学校 渡小学校人権キャラクター「ふわふわハートちゃん」
学校教育目標「ふるさとを愛し 心豊かでたくましく 共に学び合う児童の育成」
~「ありがとう」感謝の気もちを言葉と行動に~
球磨村立渡小学校 渡小学校人権キャラクター「ふわふわハートちゃん」
学校教育目標「ふるさとを愛し 心豊かでたくましく 共に学び合う児童の育成」
~「ありがとう」感謝の気もちを言葉と行動に~
閉校まであと3日
※ 本校ホームページは、令和6年3月31日をもって閉鎖いたします。
・ 球磨村は、球磨郡の西部に位置し、人吉市、山江村、芦北町、八代市、水俣市、伊佐市 に隣接している。本校は球磨村の中では東部に当たり、東経130°41′北緯32°14′ 標高96mで熊本県の南部に位置している。村の88%が山林であり、村全体が山岳地帯 となっている。
・ 本校区は旧渡村に属し、椎屋地区と球磨川に沿って散在する舟戸、茶屋、小川、鵜口、島田、今村、地下、峯、山口と小川川に沿った水篠、糸原、立野、境目、蕨谷地区及び馬 氷川に沿った内布地区からなっている。
・ 平成16年3月31日をもって内布分校及び立野分校が廃校となり、現在それぞれの校区児童はスクールバスで本校に通学している。
・ 開校の歴史は古く、明治7年10月渡小川の大島有楽宅において開校した。明治12年立野分校と中園分校(後中園小学校、渡西小学校と改称、更に、一勝地小学校と合併する) が併設された。昭和22年の新学制により、渡村立渡東小学校と称した。昭和29年4月三村合併により球磨村が誕生し、球磨村立渡東小学校と称するが、昭和36年4月球磨村立渡西小学校が廃校となったため、球磨村立渡小学校と改称し、現在に至っている。
・ 保護者の教育に対する関心は高く、協力的である。また、児童の通学路の大部分が国道及び県道であるため、交通事故防止については、本校の重要課題として、その取組を推進しているところである。
・ 令和2年(2020年)7月4日の豪雨災害により、同村内の一勝地小学校の運動場に仮設校舎を設置。一勝地小学校内での教育活動を行っている。
・ 令和3年度(2021年度)の3学期から、球磨中学校の敷地内に仮設校舎を建設し、教育活動を進めている。
・ 令和5年度(2023年度)をもって閉校し、149年の歴史に幕を閉じる。
・ 令和6年度(2024年度)から、球磨村立球磨清流学園が誕生する。
明7. 10 「小川学校」を渡村字小川、大島有楽氏宅に置く
12. 4 立野分校を置く
42. 10 中園分校独立し本校として中園小学校となる
43. 5 渡小学校内布分校として開校
大4. 4 2年課程の高等科が設置許可され、尋常高等小学校となる
昭22.2.4 新学制により渡村立渡東小学校、渡村立東小学校内布分校と称する
22.2.29 〃町村合併により、球磨村立渡東小学校、渡東小学校内布分校となる
31. 1 内布分校校舎及び住宅改築落成事業
36. 4 球磨村立渡小学校と改称する本校11学級、内布1学級、立野2学級
40. 2 給食室落成並びに完全給食開始
42. 9 プール建設資金、全戸1日1円貯金域開始
44. 7 小学校専用運動場完成
44. 9 プール完成7 教室・廊下床張替
44 12 学校保健研究発表会10 児童用机・いす搬入
45. 2 PTA奉仕により新運動場完成
45.4 特殊学級開設
47. 10 立野分校プール完成
49. 3 創立百周年記念式典挙行(19日)
54. 8 内布分校プール完成
56. 3 新校舎落成式(28日)
56. 4 内布分校休校
59. 10 文部省指定道徳教育発表会(25日)
59. 4 勤労生産学習」文部省研究指定校となる
61. 4 内布分校開校
62 10 文部省指定「勤労生産学習」発表会
平2. 3 立野分校改築落成
3 4 内布分校改築落成
7. 5 警備保障システム開始
10. 3 雑水を廃止し、トイレも上水道に切り替える
12 12 職員住宅2棟建設
13 6 学校保健委員会発足
14 5 球磨村土曜対策事業開始(サッカー・子どもヘルパー・ソフト教室)
14. 9 スクールバス通学開始(内布・栗林・境目・立野・糸原・水篠)
14. 10 学校評議員会及び学社融合推進委員会発足
15 4 アフタースクール「あすなろ教室」開講式
15.8 階段昇降機設置
16 3 内布分校・立野分校廃校
16.6 大小プール全面改修
16.6 渡小学校緑の少年団結成
16.10 くまもと教育改革支援事業指定
16.12 遊具(のぼり棒、タイヤ等)設置
17. 11 給食室調理回転釜、炊飯器等交換
18. 2 渡校区安全パトロール隊発足
18. 3 運動場東側金網フェンス設置
18. 8 長崎県長与町との山の子・海の子交流
18. 11 くまもと教育改革支援事業(保小連繋)
19. 4 文部科学省豊かな体験活動推進事業(地域間交流推進校)指定
20. 8耐震補強工事(管理棟・体育館)完了
21. 4 特別支援学級「ひまわり」新設
21. 9 プール完成7 教室・廊下床張替
21.10 児童用机・いす搬入
22. 4 学校再編により大無田・大久保地区が通学区域に
22. 6 プール更衣室改修・運動場フェンス設置
22. 3 玄関・図書室床張替図書室・パソコン室エアコン設置
23. 7 電子黒板導入
24. 2 普通教室に警備保障システム導入
24. 3 各教室・音楽室エアコン設置
25. 1 ランチルーム使用開始
25. 3 ペレットストーブ設置(ランチルーム)
25. 8 運動場改修工事完了
26. 4 特別支援学級「ひまわり」増設
27. 1 「熊本の心」活用事業公開授業
27. 2 特別支援学級校舎完成
27. 4 特別支援学級「ひまわり3組」増設
27. 8 タブレット25台導入
27.10 開かれた学校づくり運営協議会設置
28. 4 熊本地震発生(本校には被害なし)
タブレット25台、保管庫1台導入
高平台小学校から「事実上の就学」者2名転入
28. 8 図書室の電灯取替工事
30.1 熊本県教育委員会指定 ICTを活用した「未来の学校」創造プロジェクト研究推進校 三校合同研究発表会実施
31.1 熊本県教育委員会指定 ICTを活用した「未来の学校」創造プロジェクト研究推進校 三校合同研究発表会実施
令1.4~ 熊本県教育委員会指定 「子どもたちによるいじめ防止推進事業」研究校
※令和2年7月豪雨災害により2年目辞退
1.7~11 校舎大規模改修工事
2.3~5 新型コロナ感染拡大防止のため臨時休業
2.6 学校再開
2.7.4 令和2年7月豪雨災害により校舎1階、体育館、運動場等の施設が被災(約1ヶ月の臨時休業)
2.8.3 同村内の一勝地小学校運動場に仮設校舎設置、 一勝地小学校ランチルーム等も教室として借用し学校再開
3.3 ピアノ復興式
3.4 複式学級編制(3、4年)
4.1 球磨中学校敷地内に新仮設校舎設置、 一勝地小学校球仮設校舎から移転
4.4 複式学級編制(4,5年)
4.7 義務教育学校開校準備委員会設置
4.9 球磨村小中学校閉校準備委員会設置
5.2 渡小校舎「ありがとうさようならの会」
5.3 渡小本校舎解体工事開始
渡小学校149年の歴史にありがとう
球磨村立渡小学校 校長 東 篤哉
令和2年7月豪雨からの復興、そして、閉校を迎える学校を預かる校長としてこの2年間感じたことは、様々な方々に支えていただき今があるというものでした。
赴任時、仮設校舎内には、全国から送られてきた励ましのメッセージが掲げられていました。また、多くの支援物資・支援金が届き、子供たちを元気づけようと様々な機関・団体から支援のお申し出をいただきました。大きく、そして温かい力で支えられているという安心感の下で教育活動を進めることができました。
保護者の皆様にも大きな支援をいただきました。槻木前会長、白石会長はじめ役員の皆様には、無理な相談にも乗っていただきました。復興イルミネーションの設置や校舎解体セレモニーは、保護者の皆様のお力なしでは実現しえないものでした。
地域の皆様にも、登下校の見守りをはじめ、ゲストティーチャー等でいつも子供たちを支えていただきました。学校運営協議会の皆様には、学校の課題について学校とは異なる視点から多くの助言をいただき、解決に向けて一緒に取組を進めていただきました。閉校にあたり、卒業生・地域の皆様には多額のご寄付もいただきました。閉校記念式典を渡小学校の運動場で開催できたのも皆様のおかげです。
上野会長をはじめとした閉校実行委員会の皆様にも、大きな力をいただきました。多くの会議、膨大な作業にもかかわらず、「地域の学校だから」と笑顔で閉校事業をリードいただきました。閉校記念誌の作成にあたっては、水害により学校に残っている資料はほぼない状態からのスタートでしたが、委員会の皆様の声かけのおかげで、寄せられた写真は1,100枚、当時の思い出を記した文も70点を超えました。渡小学校の歴史を語り継ぐ貴重な資料となり、地域の皆様の渡小学校を思う気持ちを改めて感じたところです。
子供たち及び職員にも感謝したいと思います。水害からこの4年あまりは、渡小学校の歴史の中でも、苦しく困難な時期であったことは間違いありません。学校だけでなく、多くの家庭も被災し、つらい思いをした子も多かったと思います。しかし、そんな中でも明るく学校生活を送る子供たちの姿に逆に元気をもらう毎日でした。職員も子供たちに寄り添い、粘り強く指導を続けてくれました。そんな子供たち、職員を心から誇りに思います。
地域と共にある学校として、これまで46人の校長及び多くの職員が、地域の皆様の支援を得て子供たちと共に伝統を繋いできました。その学校のアンカーとしてゴールテープを切ることができることを、寂しさの一方で大きな喜びとして感じています。これまで5,358人の卒業生を世に送り出してきた我が母校。形としてはなくなってしまいますが、これからもずっと皆の心の中に残り続けると思います。
4月、新たな歴史の始まりとなる球磨清流学園が開校となります。「後輩」である子供たちが、将来への夢をもち、夢の実現に向かって力強く歩んでいくことを心から願い、これからも応援を続けていきます。
最後になりましたが、物心両面において大きなご支援をいただきました松谷村長様はじめ村当局、教育委員会の皆様に厚くお礼申し上げます。
渡小学校149年の歴史にありがとう。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 東 篤哉
運用担当者 教諭 内古閑 諒大