学校生活

にっこり 水俣病患者さんとのふれあい集会

 12月9日(金)、水俣病患者さんとのふれあい集会を行いました。

 「きぼう・未来・水俣」から代表の加藤さんをはじめ、3名の胎児性水俣病の患者さんを含めて5名の方がおいでいただきました。本校とは20年間ほど交流を続けていただいています。

低学年1

 1,2,3年生の部では、紹介の後、「名前クイズ」「年齢クイズ」「好きな食べ物クイズ」を出してくださいました。目の前の患者さん方と自分の好きな食べ物が一緒の人も多かったようです。

低学年2低学年3

 「水俣病の原因は?」とたずねられ、それぞれに考えを口に出して言えていました。

 質問コーナーでは、「よく行くお店はどこですか?」「好きな本は何ですか?」などを子どもたちがたずねました。楽しい交流の時間を過ごさせていただきました。

低学年6
低学年7

低学年9 4,5,6年生の部では、患者さん方の思い出の写真を見せていただきながら、「12歳で小学校に入学でき、友達と一緒に過ごせて嬉しかったこと」「三輪車は遊ぶ道具でなく移動する道具だったこと」「妹や近くの友だちと同じ学校に通いたかったこと」「周りの人から補償金のことや、みんなと同じスピードで駆け回ることができずにいじめにあったこと」などを話してくださいました。

高学年1高学年2高学年3

 子どもたちからは、「一番楽しかったことは何ですか?」「今では、国、県、チッソ工場を許していますか?」などの質問がだされました。分かりやすく伝えてくださいました。

高学年4高学年5

 帰られる時には、教室前のベランダから大きく手を降って見送る子どもたちもいました。

 心にじーーんと響くと同時に、考えさせられる時間を過ごさせていただきました。

 子どもたちは、学年に応じて水俣病についての学習を教室でも行い、自分たちの身の回りの生活と重ねていきます。

 「きぼう・未来・水俣」の皆様、患者さん方、これからも交流をよろしくお願いします。今日はありがとうございました。