地域の概要

(1)校区の概要
ア 位置の地勢
 宇城市不知火町は、熊本市と八代市のほぼ中間に位置しており、東は宇城市松橋町、西は宇城市三角町、北は宇土市に隣接し、南は不知火海に面している。また、県庁所在地の熊本市から18kmと比較的近距離にあり、町域は、東西9km、南北に4kmで、総面積28.83k㎡となっている。
 地形は、全般的に丘陵によって形づくられ、狭長にして起伏に富んでいる。町の地勢は、宇土半島の東部山麓にあり、半島特有の地勢を有し、400m以下の山並みがあり、その山麓には、広大な果樹園が拓けている。また小河川沿いに広がる水田や、干拓により造成した水田等では、米や野菜がつくられている。南部には、内海で、穏やかな不知火海を抱くなど風光明媚な自然環境をもっている。しかし、不知火海は遠浅のため台風の進路によっては、高潮等で大きな被害を与えることもあり、毎年9月には高潮災害の慰霊祭が松合地区で実施されている。
 また、不知火海に現れる有名な「不知火」現象が起きる八朔(旧暦8月1日)には、松合地区で海の火祭りと「不知火」観測会が行われ、たくさんの観光客で賑わう。さらに、世界的に有名な画家「マナブ・マベ」等を輩出するなど、多くの史跡、文化財が保全されている町でもある。

イ 交通条件
 九州縦貫自動車道・松橋インターから西へ2kmの地点にあり、JR鹿児島本線・国道266号線が校区内を通過している。また、平成11年4月に宇城北部広域農道が開通し、交通の便はよくなったものの、交通量が非常に増加している。
 令和2年3月末に市道長崎久具線が開通し、国道266号線において、不知火支所前から不知火中学校前までの交通量はやや緩和されたものの、市道長崎久具線と市道塩浜線が交差する箇所は、本校児童の通学路にもなっており、交通事故に対する安全対策が課題である。
 また、令和3年4月に旧松合小学校と旧不知火小学校が統合し、新しい不知火小学校が開校したことに伴い、松合地区の児童は2台のスクールバスで通学している。
ウ 人口
 平成17年1月15日、不知火町、三角町、松橋町、小川町、豊野町の五町合併により、宇城市となり、宇城市の人口は、令和3年2月現在で58,309人となっている。本校児童数については、令和3年の統合により、令和3年5月1日月現在395名となっている。                       
エ 施設等紹介
校区内には、不知火保育園、白梅幼稚園、かもめ保育園、ふたば保育園の4つの幼稚園・保育園を有する。また中学校は近くに不知火中学校がある。
文化施設としては、「不知火美術館」「宇城市立中央図書館」「松合白壁土蔵資料館」「松合白壁ビジターセンター」等がある。また、観光施設として、不知火温泉ふるさと交流センター道の駅「不知火」(永尾地区)があり、物産館等でひとときを楽しむことができる。