中富スピリッツ
                                           「中富スピリッツ」
                                       
 1. 授業で人を育てます。
  ・豊かで、幅と深みを持った授業で、子どもを育みます。
        学齢期の子どもの人生経験の幅や深さ、高さというのは、1日の大部分を占め、
       しかも日々繰り返される授業によって左右されます。授業が追求的になり、創造
       的・発見的になることによって、子どもたちの人生経験は豊かになります。一つ
       の事象に対して、単一的な見解で帰着させるのではなく、あらゆる方向から見る
       見方に幅と深みを持たせることで、価値観が違った世界で生き抜くことの出来る、
       視野の広い人に育まねばなりません。
  ・教師自身が授業によって常に変革し、更なる高みを目指します。
         授業という営みは、子どもを育てるだけのものではありません。
         授業という営みは、教わる主体としての“子ども”に加え、教える主体として
       の“教師”双方の共同作業です。
        教師は、授業の質を高めるため、教える主体として教材研究や指導法の工夫を
       することを通し、自らを膨らませ、高め、鋭くしていかなければなりません。

 2. 子どもに真から関わります。
  ・子ども一人一人に親身に寄り添い、丁寧に対応します。
        子どもたちの背景となる家庭環境や生育、そしてその子の性格、生まれ持った
       特性は様々で、発達や発育、学びの度合いはそれぞれです。公教育として、皆に
       平等・公平に扱うことを前提としますが、厳しい状況に置かれた子が必死にもが
       いているのなら、その子に応じた手厚い支援をすべきです。
        指導や支援のあり方は、一律ではなく、その子に応じた方法が必要で、丁寧に
       対応することが求められます。
  ・子どもが起こす失敗を歓迎し、その失敗から真実を学ばせます。
        子どもは未熟な存在です。失敗を経験し成長していきます。
        将来、社会に適応し、社会で失敗しないためには、失敗が許される児童生徒の
       時代に失敗を体験し、そこから学ばせることが重要です。
        また、中学校での生徒指導上の問題について、中学校と連携を図り、小学校の
       時代から対策を練ります。 

 3
. 心を一つにします。
  ・目指すべき目標を全職員が把握し、達成に向けて協力します。
        学力向上は団体戦です。学校力の向上も全職員による総力戦によってのみ成し
       遂げることができます。
        その折々の時期の達成すべき目標に向け、全職員の力を結集します。
  ・子ども・地域・職員が一つとなった学校づくりをします。
        地域に信頼される学校を築くために、子どもの育成戦略を、地域(保護者)、
       教職員が共有し、同じ方向性で取り組み、課題解決に向かいます。
                             平成10年  「中富の教育」として発足
                             平成18年  「中富の心」として名称改訂
                             平成27年4月「中富スピリッツ」として内容改訂