学校生活

「せ」

 


「せ」んせ~っ!

 プレバトというテレビ番組で、俳句を添削してくれる夏井いつき先生を、浜ちゃんはこう呼びますね。

396時間目、6年教室で授業をするのは中原小の「せんせ~っ!」でした。
 

5時間目まで1年教室で授業をして、6時間目は6年生の前に。

いきなり!直球の発問から。

せんせ~っ「言葉ってなに?」

子「考え」「意見」「気持ち」「伝えるもの」・・・

せんせ~っ「言葉に力ってあると思いますか?」

 

テンポよく意気の合ったバッテリー。せんせ~っは4年生の時の担任なのです。


   季語クイズ!

毎日、日記でひねっていた五.七.五を「なつかしいね」と言いながら、です。

   春の季語に自分の名前を入れて一句つくります。

さすが6年生、さっと作って発表します。

「背を押され (自分のなまえ) 春の風 」

せんせ~っが一句一句に、コメントします。

浮かぶ風景を詳しくしたり、それから拡げてくれたり、作った本人の思いだけでなく、いろんな受け取り手の読み方があることを解説し、一瞬で仕上がった句が絵のようになりました。

続けて「春の風っていうのは、本当に吹く春風もあるだろうし、お友だちや先生や家族が背中をおしてくれているってのもあるかもね!」と、せんせ~から4人の句それぞれに、卒業していく6年生へのはなむけのコメントもさりげなくはさまれていました。

 

   ばらばらの名句をもどしてつなぎます。

声を出して読みながら、様子を浮かべ推理します。

 

   穴埋めクイズ 

(   )が 廊下の奥に 立っていた 

いろいろ浮かびました・・・。

 

   宿題クイズ

 

元担任のせんせ~っの「言葉の力」の授業でした。

最後に、中島みゆきさんの「いのちの別名」の中の言葉を紹介しながら、

「今日は言葉の楽しい部分でした。

言葉にできない思いもあります。

言葉にできないという思いをもっている人もいます。

力のある言葉を、これからも上手につかって紡いでいってほしい。」

せんせ~っの最後の授業でした。