天草市立久玉小学校
         あまくさしりつ くたま しょうがっこう
    

天草市立久玉小学校は、平成29年3月31日をもって閉校します。
閉校式には多数出席いただき、143年の歴史の幕引きの瞬間を見届けていただいてありがとうございました。

ここまで、決定から閉校までの期日が短いにもかかわらず、寄付、閉校記念誌購入、閉校記念Tシャツ購入等、ご協力いただきありがとうございます。
すべての企画の締め切りを2/15としております。(寄付と記念誌購入申込も2/15へ延長しました)

引き続き、このホームページでお知らせしていることを、お知り合いにお伝えしていただきたいと考えております。

私たちが懸念するのは、「わあ、知らんやった~。記念誌ば、買おかて思とったとに・・・」という声です。
このホームページのURLを貼りつけていただいて構いません。
お手持ちのSNSツール(LINE、ツイッター、ショートメールなど)をお使いになって、閉校の情報を拡散していただけませんか?
閉校に伴い、次の4つの事業を計画しています。
①閉校記念式典の開催
②閉校記念誌の作成・販売
③寄付のお願い
④閉校記念Tシャツの作成・販売
詳細は、随時ここで案内をしていきます。
どうぞよろしくお願いします。


〒863-1902 熊本県天草市久玉町1963番地 ℡0969-72-3247 Fax0969-72-4055  e-mail:kutama@city-amakusa.ed.jp
  





 

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2016/02/03

Romanticが止まらない

Tweet ThisSend to Facebook | by 学校サイト管理者
【2月3日(水)】
本日、今年最後の研究授業でした。
オオトリです。
紅白では、北島〇郎さん、和田ア〇子さん、
久玉小では、永野先生でした。

平成27年4月、初めてこの仕事に就き、初めての天草で、初めてのひとり暮らし、その中で、永野先生は着実に着実に力をつけてきた、ということが本当にわかる授業でした。
研究授業のあとに作成している『授業の足跡』だと、こんな感じです。


授業には、永野先生の新しいチャレンジがあり、ICT活用があり、流れを構築する現時点でベストのスキルがあり、個を大切にした仕掛けがありました。

学校の先生にとっての初めての研究授業って、他の仕事に例えると、どういうことになるのでしょうか?
会社だと「初めての契約を取る」とか「企画を立ち上げる」ということになるのでしょうか?
陶芸家だと「初めての個展」「窯開き」でしょうか?
正義の味方だと、「初めての必殺技で敵を倒す」ということでしょうか?
いずれにしろ、今回の研究授業は、永野先生にとって、とても大きなイベントだったのです。
3年生とのコンビネーションもばっちりでした。

子どもたちからは、副担任である永野先生の期待に応えようという気概を感じました。

だって、いつも、ほぼ毎日、昼休みに遊んでくれる永野先生と子どもたちの間には、とても温かい絆をできあがっているのです。

そして、永野先生をバックアップした周りの先生の温かさもまた、大きなものでした。
つまり、永野先生の1年間の歩みは、成長は、久玉小学校の成長でもあり、子どもたちの成長でもあり、私たち職員集団の成長でもあったのです。

放課後は、いつものように、和気あいあいの中にも活発な意見が飛び交う、すばらしい研究会でした。

いつものように、3つの班から、協議内容の発表。
いつもとは逆で、C-B-Aの順でした。
校長先生は「おお、ジビエ料理」とお隣でコメントをされました。
私はそのコメントを「それじゃG-B-Aじゃないですか?」と受け止めつつ、頭の中は、C-C-B・・・。
C-C-Bといえば、私的には当時20歳、大ヒット曲「Romanticが止まらない」です。

今日の永野先生の授業を観ていて、ロマンチックな夢を、温かいハートを持っていないとだめだな、と思いました。
久玉小はロマンチックな授業づくりを目指します。
ところで、ロマンチックな授業って、どんな授業?
それは驚きとギャップに満ちた、夢の45分間。
例えば、豆電球(電気の通り道)をしっかり学習して「学校を10000個のイルミネーションでライトアップしよう」みたいな感じ?
「ええっ!Aかと思っていたら、Bだった!すごい、納得した。Cさんの発表のおかげで、今日はそのことがわかった。初めてのことを知るって楽しいな。今度はどんな授業だろう?どんどん考えを深めていくぞ。」みたいな授業です。

今日の話の中に、「正義の味方だと『初めての必殺技で敵を倒す』」というくだりがありましたが、その正義の味方の流れでくだらない話を今日の〆にします。(くだりなのに、くだらない・・・)

私が小学生のころ大好きだった正義の味方にアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」(タツノコプロ)があります。(タツノコプロはタイムボカンとかヤッターマンとか。その初期作品です。)
ガッチャマンは5人組の忍者で、必殺技は『科学忍法火の鳥』です。私はガッチャマンに入りたくて、入りたくてしようがありませんでした。
しかし、夢は突然叶うもの。私はガッチャマンの一員になることができました。ある日眠りにつくと、私はガッチャマンの一員になっていました。私は「ツバクロのジンペイ」(5番目のキャラ、つばめです)です。本当は、「オオワシのケン」(1番目)か「コンドルのジョー」(2番目)がよかったなあ、と思いながら、戦いの舞台へと出かけていきます。
そしてついにやってきました、必殺技「科学忍法火の鳥」です。
しかし、これまで一度も失敗したことがなかった「科学忍法火の鳥」を、初めて失敗することになるのです。最後のフルパワーまで高まらなかったのです、私のせいで。みんなに一生懸命あやまりました。
そして思いました。つくづくオオワシのケンやコンドルのジョーでなくてよかったと。
私はその夢で、「無茶はいけない、自分の力量を見極めて、できることをきちんとやっていくことはとても大切だ」ということを学びました。
それから40年間、私は初めての仕事内容、新しいチャレンジをするときは、「ツバクロのジンペイ」になったあの日のことを思い出し、足元を確かめます。

初めての仕事、そう、そう、だから、平成27年度の私は、「ツバクロのジンペイ」です。
学習発表会の記事を読んだ保護者の方に「半額の刺身買えましたか?」と声をかけていただきました。
「遅すぎて売り切れで買えませんでした」と答えました。
今度は「ガッチャマン」と声をかけてください。
もう、大人になった私は、迷わず、「必殺技『科学忍法焼き鳥』にビール」と答えます。

おしまい。

〆は長崎、ドライカレー。
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